水沢

経歴不明の洋種牝馬。「水沢青」では無いっぽい。

馬名:水沢みずさわ

性別:牝

父:不明

母:不明

毛色:不明

生年:不明(明治11年よりは前)

死年:不明

産地:不明

■解説

・取香種畜場の名簿(明治11年作成)に記載のある洋種の牝馬。

水沢県(かつて宮城と岩手の間に存在した県)からやってきた馬なのだろう。

・明治11年以前も11年以降もその動向は不明、産駒も見当たらず、生年も死亡年も不明、血統も不明。全てがミステリーである。

宮城県には「水沢青」と呼ばれる洋種の牝馬がいたが、その馬とは異なると思われる。当該水沢青は明治4年に購入した時点で既に15歳を超える高齢牝馬であったため、トウが立ったこの馬を千葉に移送させる理由はちょっと見当たらないかなと思う。

■遍歴

・1878(M11)4月:下総種畜場にて健在を確認。【資料1】

・その後は不詳

■資料

【資料1】富里村史 史料集 2(近・現代編)

https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/9641696/1/375

取香種畜場請求牛馬其他現在畜養頭数調(注:明治11年5月27日現在)

洋種牝馬14頭 米買い入れ7頭、第一四ツ谷、第二四ツ谷、雉子ばし片見、ハリス、水沢、ヘリー