第一東京

影薄い

馬名：第一東京（だいいちとうきょう）

性別：牡

父：不明

母：不明

毛色：不明

生年：不明（明治６～８年頃と推定）

死年：不明

産地：内藤新宿試験場（推定）

■解説

・とりあえず牡馬で洋種だという事しか分からない。

・名前からして東京生まれで第二東京（明治８年産）よりかは前に産まれてるのだろう。

・明治１１年に宮内省に献納された。

・「第一東京、第二東京、駒場野」この３頭が一緒に献納されたが、この３頭のうちなぜか第一東京のみが毛付書も作成されずその後の行方も掴めていない。【資料３】

・「第一東京号」という事はすなわち「東京号」であるので、ありきたり過ぎる名前ゆえ文献検索はとても難しい。（同名の馬も他にいるし船にも飛行機にもこの名前は付けられてる）

■遍歴

・年代不明：日本のどこか（おそらく内藤新宿試験場）で産まれる。

・1877(M10)頃：取香種畜場へ移送される。【資料１】

・1878(M11)：宮内省に献納された。【資料２】

・その後は不詳

■資料

【資料１】富里村史　史料集 2（近・現代編）

取香種畜場請求牛馬其他現在畜養頭数調（注：明治１１年５月２７日現在）

洋種牡馬１０頭　米買い入れ４頭、武蔵野、下総、駒場野、第一東京、第二東京、チヤキ

【資料２】富里村史　史料集 2（近・現代編）

洋種牡馬　三頭　第一東京　第二東京　駒馬野

是者宮内省へ献納

【資料３】農務顛末　第４巻

試験場生育の亜羅比亜種乗馬御献納の儀につき宮内省へ御照会案伺い

当局試験場並びに東京府下駒場野において生育致し候亜羅比亜種乗馬につき二頭別紙毛付書のとおり御献納相成り候様仕度依りて宮内省への御照会按左に相伺申候

（別紙）毛附書

純粋亜良比亜乗馬

一、駒場野　芦毛牡馬　２歳５月(*)６寸５分　東京府下駒場野産

純粋亜良比亜乗馬

一、第二東京　鹿毛牡馬　２歳４月(*)７寸５分　内藤新宿試験場産

*「月～」ではなく「尺～」が正しいのであろう。

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