久留米
明治19年の下総種畜場の名簿でのみ確認出来る牝馬
馬名:久留米(くるめ)
性別:牝
父:不明
母:不明
毛色:星栗毛
生年:明治6年?
死年:不明
産地:不明
■解説
・下総種畜場の名簿(明治19年作成)に記載のある牝馬。
・明治19年時点で13歳と書かれている事から明治6年産まれと推定される。
・久留米と言えば福岡県だが、明治6年に洋種の馬が福岡に居たとは思えない。
・福島県郡山市にも久留米という地名はあるが、ここに牧場があったようにもちょっと思えない。
・なのでなぜこのような名前となったのか推測が難しい。産まれた当初からこの名前であったというわけではないような気がする。
・国内産ではなく、どこかから輸入された馬なのではないかとも推測される。
・その後の資料にも一切現れず、産駒も全く確認出来ない。
・どこから来て、何をして、どこへ行ったのか。長生きの割にはその一切が不詳である。
■遍歴
・1873(M6):世界のどこかで産まれる。
・1886(M19)4月:下総種畜場にて健在を確認。【資料1】
・その後は不詳
■資料
【資料1】下総種畜場蕃殖入費取調書/明治(下記宮内庁公文書サイトで検索)
・https://shoryobu.kunaicho.go.jp/Kobunsho
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種類:洋種乗用種
名称:久留米
毛色:星栗毛
生年:13歳(明治19年3月調べ)