①短期記憶が弱く、書かれている内容を覚えていることが難しい
②板書の字が読みにくかったり、わからなかったりして、判読に時間がかかる
③黒板のどこを見ればよいのか分からない
④両眼のチームワークの問題がある(近くを見るときに両眼を寄せたり、遠くを見るときに離したりという動きが効率よくできない)
⑤板書の内容が理解できない
支援のポイント
・黒板が見やすい席にするなど書く環境を整える。
・板書など、視覚にはたらきかける情報は、明確な色や写真を用いる。
・情報をスムーズにとり込めるよう黒板周りの掲示物を減らし、集中しやすくする。
・実態によっては、キーボードで入力する。
・問題を解く時間、考える時間を優先するため、実態によっては「コピーや写真撮影も可能」といった多様で柔軟な学び方を考える。
多様な学び方をすることを互いに認め合えるような学級づくりが重要。
支援策「あったらいいな」こんなサポート例
・大切なキーワードは色チョークで強調したり、写す箇所を絞って指示したりする。※1
・黒板は半分ずつ使用し、写すのが遅い子に配慮する。
・タブレットを活用し、撮影した板書を共有し手元において書き写せるようにする。問題を解く時間を確保する。
・教師と子供が同じ画面を見ながらタブレット端末で画面(例 数学のグラフ(比例)の座標)を書き入れることで、視線を動かさずに問題に集中できる。※2
・書き写すだけでなく、実態に応じてキーボードでの入力や、音声入力も出来るようにする。※3
・板書の内容を写真に撮ったり、入力したりしてアプリ上で管理することで、簡単に見直しをできるようにする。※4
参考資料等
※1 大切なキーワードは色チョークで強調したり、写す箇所を絞って指示したりする。
出典:公益財団法人日本学校保健会 (https://www.gakkohoken.jp/themes/archives/7)
※2 教師と子供が同じ画面を見ながらタブレット端末で画面(例 数学のグラフ(比例)の座標)を書き入れることで、視線を動かさずに問題に集中できる。
※3 Google ドキュメントを活用した音声入力
※4 文字入力だけではなく、画像管理も可能
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