周囲の状況が

わからない

学習面(見る)背景

①視覚や知覚の伝達機能がスムーズに行われにくい

形や配列を認識し記憶する力が弱く、見た情報を認識できない

③自分と環境の位置関係、方向感覚などが弱い(前後、左右、上下)

④規則やパターンに当てはまったことはよく理解できるが、人の心など曖昧なことが理解できない

⑤「心の理論(※)」が形成されていない(※他者の心を類推し、理解する能力) 

⑥自然に決まっているルールを察知することが難しい

⑦言葉を使わないコミュニケーションから相手の気持ちをくんだり、その気持ちに共感したりすることが苦手である

⑧感情を言葉に置き換えて概念化することが難しい

支援のポイント

・自立活動(ソーシャルスキルトレーニング)でロールプレイ等をするとともにその様子を録画し客観的な視点で学ぶ機会を持つ。

・実態に応じて「心の理論(※)(※他者の心を類推し、理解する能力) 」等についても、学べる機会を持つ。

支援策「あったらいいな」こんなサポート例

・表情絵カードやアプリ等を使い、自分の気持ちの表現や相手の気持ちを考える学習をする。

・状況を言葉で解説することで理解しやすくする。

・具体物や絵カードを用いて具体的な名詞や動詞を学習し、抽象的な言葉につなげていく。

・小集団でテーマを決め、グループで話し合いやチャットでのやりとりをする過程で今まで誤学習していたことに気づけるようにする(話し方等)。

・形や表情の違い等を見極めるのが難しい場合はビジョントレーニング等の認知トレーニングをする。

・わからない時や困っている時には「わからない」と言えるようなルールを作る(カードやPCのチャット機能等を活用)。

あらかじめ課題が起きそうな画面の写真を用意し、①その状況の読み取り、②なぜ起きたかの推測、③対策を考えておく。

動画教材

頭の中でいろいろコピー

分からないことを伝えよう

学習プリント

ビジョントレーニング

1~49までの数字を順番に〇で囲む課題です。

数字は変更できるようになっています。

実践事例