注意を集中し続けるのが困難
行動面(生活)背景
①注意力が散漫で集中力が続かない
②単調な作業の繰り返しが苦手である
③自己コントロールが難しい
④最後までやり遂げた経験がない
⑤目に入る物に次々反応して、本来やることに注意が向かない
⑥時間の流れのイメージが乏しい
⑦課題が難しくて取り組めない
⑧集中できる環境におかれていない
⑨教員の話が長く複雑で理解できない
支援のポイント
・説明は、短く、明確にする。補足や言い直しをしないよう気を付ける。
・課題達成までをいくつかのステップに分け、一つずつ達成させるようにする(スモールステップ)。
・活動の合間に体を動かす、片づける、音読をする等の時間を設け、気持ちを切り替えながら取り組めるようにする。
・本人が選んで活動する場面を設定する。
支援策「あったらいいな」こんなサポート例
・タブレット等で動画を取り、確認することで、客観的な目で振り返りを行う。
・動画編集アプリや、画像編集アプリ等を用いて、テーマに沿って自分のオリジナル作品を制作する。
・友達と共有することでより意欲的に取り組む。
・1日・時間単位のスケジュールカードを作成し視覚的に示す。終わったらカードをはがし、おわりBOXに入れる。
・学習のルールを作り、図や写真・動画等でわかりやすく伝える。
・約束やルールを常に見えるところに掲示し、事前に確認する。
・うまくいった行動を褒める、認める。写真に撮って、記録して伝える。
・過敏のある子や不安の強い子も安心できる、過ごしやすい環境を作る(音:イヤーマフ)。
・タブレットのホワイトボード機能を用いて、自分の作った作品(俳句や詩、絵等)の意見交換や良い点を見つける活動をする。
・話のポイントを整理する、話の内容を視覚化する(写真、動画等)。
・行動や次にすることの手順を動画等を用いて事前にわかりやすく伝えることで見通しが持てるようにする。
・全体説明で使用したパワーポイントを、手元のタブレットでも見られるようにする。
・実態に合わせ、好きな活動や得意な活動を最初や最後に入れることで意欲を持ち続けられるようにする。
・1時間の中で単調にならないよう活動のレパートリーをいくつか準備する(ICTを用いる、体を動かす、周りと話す、説明されたことを誰かに伝える等)。
・1つの課題は実態に応じて10分~15分程度にする。
・教室内外の掲示物の精選を行い、視覚からの刺激を少なくする
・タイムタイマー(※視覚的に残り時間がわかるタイマー・アプリもある)を使用し、視覚的に残り時間がわかるようにする。
・衝立などを作って、刺激の少ない場所を作る。クールダウンできる場所を作る。
・タブレットを用いて数学のグラフの座標等もゲーム感覚で行うことで興味が持てるようにする。
学習動画
集中できないときは
実践事例