①複数の新しい情報を選択して整理する処理能力や判断力、決断力に困難さがある
②見通しをもつことが難しい
③人の動きを見てまねることが苦手である
④見た情報を理解することが難しい
⑤漠然とした空間・時間の把握が苦手である
⑥指示が曖昧であったり抽象的であったりすると理解ができない
支援のポイント
・日頃から、一度に伝える情報量を減らす。
・指示は口頭で伝えるだけでなく、書いておくなど、視覚と聴覚両方からアプローチする。
・視覚的に提示する場合は、ポイントに注視しやすい色、形、大きさを配慮、教材提示の工夫をする。
支援策「あったらいいな」こんなサポート例
・動画等で図工や理科の実験、家庭科等、作業工程を撮影しておき、作り終えるまでの見通しをもたせる。
・手順等の動画は繰り返しで再生し、自分で見て作業を進められるようにする。
・作業手順書などをタブレット等と用いて写真や図で具体的に提示し、分かりやすくする。
・決まりやルールの提示を分かりやすく明確にする。
・目印等をつけてわかりやすくする(写真)。
・掲示物やホワイトボード等を活用して行事の流れの提示する。
・人の動きを見て、みんなでまねをする遊びを通してボディイメージを身に付けていく。
・デジタルポインター機能を活用して、注目すべき部分を分かりやすくする。※1(ハイライト機能)
・プロジェクターに書画カメラで写し、注目すべき部分を分かりやすくする。
・ジャムボードに必要最低限の情報を入力しておき、提示する。
・教室前面をユニバーサルデザイン化し、視覚的な刺激を減らす。
・短期記憶が弱いために、ノートに写すことに時間がかかる場合は、コグトレなどの認知機能トレーニングを行う。
参考資料等
※1 ハイライト機能
ごみを集める目印
分かりやすいルール(靴を置く場所)
動画教材
学習プリント(画像をクリックしてください)