指示の理解が困難

学習面(聞く)背景

①指示に用いられた単語を知らない

②文脈を理解することが難しい

③指示語(あれ、それ、これ等)や抽象的な言葉(例:「ちゃんと」「きちんと」)の理解が難しい

④聞いたことを記憶することに困難さがある

⑤他者への関心や興味が薄く他者と注意を共有できない、またどこに注目したらいいか分からない

⑥ワーキングメモリに弱さがあるため長い話が理解しにくい

⑦教員の指示が複雑で長い

支援のポイント

・説明は短く、補足の説明や言い直しは極力避けるようにする。

・短時間しか集中できない場合は、ポイントとなる絶対に聞き逃してはいけない話を明確にする(例 最初に伝える、キーワードを書き出す等)。

・わからないことやできないことを必要以上に指摘しない。

・日頃から、聞き直すことは悪いことではないという雰囲気づくりをする。

支援策「あったらいいな」こんなサポート例

・指示や説明等を動画にして、個別にタブレット等でも見られるようにしておく。

・注意が持続できるように、確実にできる課題から取り組めるようにする。

時間内に終わりにできるように量を調整する。

・個別に声をかけ、注意を向けさせてから話す(ホワイトボードで要点を書いておく)

Web会議システム(ZoomMeet等)で画面越しで対話しながら個別で対応し、集中できる環境をつくる。

・指示が残るように、ホワイトボードやモニターに内容を表示して残しておく。

・短い時間で繰り返しできる「聞くトレーニング」をする(動画やクイズ等)。(例:果物の名前が出たら手を叩きましょう「青色 土 アイス サッカー みかん 風船 パンダ」)

動画教材

番号を順番に書いて線をひこう

声をよく聞いてすすもう

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