①その時に行っていることに夢中になってしまい、まわりの状況に気付くことが難しい(過集中)
②まわりがどのような動きをしているか気付くことが難しい(状況の把握の困難)
③教員の指示が理解できず、混乱している
④ルールが定められている意味、守ることの意義が分からない
⑤同時に二つ以上のことに注意を向けて行動することが苦手である
⑥言葉が示す意味合い(その時に使われている意味・程度・ニュアンスなど)を理解しづらい
⑦他者の思いに気付いたり想像したりすることが苦手である
⑧ある場面ではできても、状況や相手が変わると柔軟に適応することに困難さがある
⑨仲間に入れてほしいときに何と言ったらいいのか、物を借りたいときにどう切り出せばいいのかが分からず、思いついたままに行動してしまう
⑩器用に体を動かすことが難しい、自己コントロールの弱さがある
・学級の一員であると実感できるような認められる機会を増やす。
・「ルールを守れるのが当たり前」と思わずに小まめに具体的に認め伝える。
(例 「以前より、座って授業を受けられる時間が10分増えたね。」)
・成功体験を一つでも多く積みかさねる。
・ルールや合言葉等、簡潔にまとめたものを掲示することで、ルールに対する意識を持たせる。
・ルールがあるからこそ学級で楽しく過ごせるという実感のある学級づくりをする。
・SST(ソーシャルスキルトレーニング)を行い、他者との関わり方等について、体験的に学習する場を設ける。
・人と関わる時のマナーやルールを提示する。
・グループワークで話し合い、誤学習している事や一般常識について学べるようにする(異性との距離感等)。
・タブレットを活用してソーシャルストーリーを学ぶ。
・ルールについてパソコンのホワイトボード機能(チャット等)を使って児童生徒が主体的に話し合いができるようにする。
・パワーポイント等の教材を皆で共有し、「○○学校のルールとマナーについて」等を共通理解のもとで学べるようにする。
・タブレットのカレンダー機能等を使い、入力することで先の見通しを持たせる。
・前もって開始と終了、休憩の時間を伝える(見通しを持てるようにする)。
・理解しやすい提示方法(選択肢・短い・簡単・わかりやすい)言葉を用いる。
・否定的な言葉は使わないで次の行動を伝える。 例「今はこうしましょう」
・アンガーマネジメントができるような合言葉を活用する。 例「6秒待ってみよう」「大丈夫、大丈夫、大丈夫」
・ヘルプカード(またはタブレット端末のチャット等で伝える)を活用できるようにする。
・声の大きさのレベルや姿勢等を視覚的に示す。
・最初にルールや約束を確認し、手順表やホワイトボード等に掲示しておく。
・体の動かし方を楽しく学べるような動画等を活用する。
動画教材