聞きもらしがある

学習面(聞く)背景

①注意力や集中力を持続させて聞き続けることが難しい

②多くの情報の中から、今必要な情報だけを選んで聞くことが難しい

③複数のことを同時に注意(※)を向けながら聞くことが難しい

(※)周囲に存在する多くの情報の中から、不必要な情報を排除し、必要な情報だけを選択する機能・仕組み

④一つのことに注意を向けて聞いているときに、他のことに気付いて注意を切り替えて聞くことが難しい

⑤聞いたことを記憶することに困難さがある

支援のポイント

・指示を出すときに教室全体を静かにさせる、合図を出すなど、聞く姿勢を整えられるようにする。

・話の内容は簡潔にまとめる。

・「聞こえ」の困難さについて専門機関や、聴覚障害特別支援学校、難聴・言語通級指導教室と連携する。

支援策「あったらいいな」こんなサポート例

・説明をする際には写真や動画、パワーポイント等で視覚化した資料を用いて説明する

・GoogleClassroomやMicrosoftTeams等を使用して、個別に課題や指示を出す。

・メモを取る練習をする。もしくはタブレット等で録音(録画)して聞き直せるようにする

・持ち物や授業連絡には共通のメモ用紙を使う。また、連絡事項を教室の決まった場所に掲示して確認できるようにする。

・音声を文字に変換できるソフト等を用いて、視覚的に確認ができるようにする。

・短い時間で繰り返しできる「聞く力を高めるトレーニング」をする(動画やクイズ等)。(例:果物の名前が出たら手を叩きましょう「青色 土 アイス サッカー みかん 風船 パンダ」)

話し始めの合図としてベルを鳴らす。姿勢を整える合言葉を作る。

動画教材

数字を聞いて書こう

番号を順番に書いて線をひこう

学習プリント(画像をクリックしてください)