集団での聞き取りが苦手

学習面(聞く)背景

①注意の持続に困難さがある

②注意の選択(多くの情報の中から、必要な情報だけを選ぶこと等)に困難さがある

③注意の分散(いくつかのことに同時に注意を向けながら行動すること等に困難さがある

④注意の転換(何かに注意を向けているときに、他の別のことに気付いて注意を切り替えること等)に困難さがある

⑤聞いたことを記憶することに困難さがある

⑥気が散りやすく、注意の持続が難しい

支援のポイント

・指示を出すときに教室全体を静かにさせる、合図を出すなど、聞く姿勢を整えられるようにする。

・マスクがあって聞き取りにくいので、極力口をはっきり開けて、ゆっくりと自然な声を出して話すように心がける。

・実態に応じた座席の工夫をする。

 例 座席の位置を前方にし、教室の外や周りの子からの刺激を受けにくくする。

 例 座席の位置を全体が見える場所にして周囲の様子に気付けるようにする。

 例 手本となるような子の後ろの席にする。

支援策「あったらいいな」こんなサポート例

・Web会議システム(ZoomやMeet等)を活用し、画面越しで対話しながら個別対応することで集中できる環境をつくる。

・指示や説明等を動画にして、児童生徒が個別にタブレットで確認できるようにする。

・簡易的な仕切りを設けて、他の音が入りにくい個別の空間になるようにする。

・個別に声をかけ、注意を向けさせてから話す(メモを渡す、ホワイトボードに書く)

・短い時間で繰り返しできる「聞く力を高めるトレーニング」をする(動画やクイズ等)。(例:果物の名前が出たら手を叩きましょう「青色 土 アイス サッカー みかん 風船 パンダ」)

動画教材

「番号を順番に書いて線をひこう」

学習プリント(画像をクリックしてください)