投稿日: Apr 28, 2010 9:9:24 AM
今日は、2時間目に聴力検査があったので、その待っている間の時間に、「作家の時間」をした。
とくに、ミニレッスンを行ったりはしなかった。
『自分の順番が来るまで、「作家の時間」をします。昨日の続きをかきましょう』と言って、スキマ時間に「作家の時間」をした。
今日は、でき上がって見せに来る子が多かった。
教師の児童との対応
・教師は『どんなお話かな』と子どもにお尋ねする。
・子どもは、自分の絵本の始めのページを開き、お話を始める。
・教師は子どもの絵本を見ながら、お話を聞く。
・分からなかったことは子どもにお尋ねする。
観点は3つ。
①そのお話が時系列に並んでいるか。→今日、見たお話は7本あったが、どれも、時系列順に並んでいた。1年生でも、話の順番はよく分かっているみたいだ。
②絵にかきもらしていることはないか。→教室をかくのに机が一つぽつんとかいてあった時、『もうちょっと、書きたそうよ』と声をかけた。子どもが納得すればかきたすし、大変だなと思っている子にはあえて強制はしなかった。
③その絵が何の絵かわかるか。→子どもが絵本を説明しながら、教師は『え、よくわからないなぁ。教えて、教えて』とお尋ねする。そして、不足している描写があれば『何をかけばいいのかな』と尋ねて子どもの返事を待つようにした。
■出版
今日は7人の子どもたちが出版までたどり着いた。
一つひとつ製本をしてあげる。(その時間には出来なかったので、放課後、作業をした。)
製本の手順
①作家ノートの本にするページを切り取る。
②カッターで、リングのギザギザの部分を切る。
③順番に並べる。
④順番に並べたものを整え、左端を3ヶ所ホチキスで留める。
⑤製本テープで背をとめる。(今回は用意がなかったのでしていない。)
■絵本の読み聞かせ
「今日はなんのひ?」 瀬田貞二作・林明子絵(福音館書店)
■今日のふり返り(思いつくままに…)
①文字指導
文字でまちがっているところは今回はあえて指導はしない。子どもが自分の書いた文字を読んで、自分から気がついた場合は、それを教えて直すように促した。
ちなみに、文字を書いた子どもで間違いが多かったものは、
・がこう→がっこう ・わたしわ→わたしは ・がっこうえ→がっこうへ ・おはよ→おはよう
・おうちにかいて→おうちにかえって
文字指導は、5月に入ってから、教科書と平行して教えて行きたい。
②製本をしている時に、画用紙に表裏、両面に描き、それが逆さまになっている作品があった。
かき直しをさせるのは大変なので、そのまま製本した。
③明日は1年生歓迎会で授業はなし。
出来れば、今日出版までこぎつけた7人の絵本を発表させたい。
連休前までの「作家の時間」はここまで。
2010年4月27日 I先生・記