投稿日: Apr 16, 2010 4:39:32 AM
なんと言っても、問いかけ能力/質問力です。いい質問をして、生徒たちに話してもらうのがカンファランスの鍵です。
カンファランスをする対象や内容にもよりますが、一般的には生徒の話す量が7~8割なのに対して、教師(そのほとんどは問いかけの形です)は2~3割程度です。その意味で、教師の役割は、「問いかけて聞くこと」と言えます。
次が、褒めること。(なかなかこれが、教師にとっては難しいようです。間違い探しは得意ですが。)でも、どんな文や詩でも、必ずいいところが一つや二つはあるはずです。
さらに、改善を要する点の中から書き手としてのその生徒にとって優先順位の高いものを一つか二つ選ぶ能力。
最後に、それを身につく形で教える能力、です。 (でも、教えられる側=学ぶ側が、その気にならなければ、教師は教えた気になるだけですから、これまでのステップがとてつもなく大事です。教師も、生徒も、無駄な時間とエネルギーを使わないで済むためにも。そのためには、生徒の学び方や学ぶスピードなどに対応した教え方も求められます。あくまでも学ぶのは生徒本人ですから。)
1回のカンファランスは、ここまでで終わるのですが、WWのカンファランスの特徴は、それぞれの生徒たちと継続して行われることです。その意味では、問いかけっぱなし、教えっぱなしで終わりにせずに、フォローアップも大切です。確実に新しいことが身についているかどうかの。
幸いにも、WWにはこれらをすべて可能にしてくれる余裕があるということです。