●効果的な導入(書くことへの意欲づけ)の仕方を教えてください。

投稿日: Mar 26, 2010 12:17:26 PM

実際のところ、最初の時間に、「書きたいことを書きたいように書いていいんだよ」と投げかけることが、もうすでに子供たちの意欲を高めることにつながっています。それを教師がどれだけ保証してあげられるかが作家の時間が軌道に乗るかを決定づけます。ですから教科書単元を使っての作家の時間はお勧めできないわけです。

 

その他、いくつか考えられますが、一つはモデルとなるような子どもたちの作品を読み聞かせることです。「子どものページ」の「子ども作家の作品」からめぼしいものを選んでいただいてもいいですし、『作家の時間』の166ページと171~2ページに紹介されているものなどを使ってもいいかもしれません。

「あんなの自分も書きたい」と同時に、「あのぐらいなら自分にも書ける」と思える作品です。

 

もうひとつは、本物の作家やジャーナリストたちの作品(あまり長くないものとしては、絵本、新聞や雑誌等の記事、詩など)を読み聞かせることも効果的です。子どもたちの中に、モデルとなるいい文章が蓄積されていくからです。毎日欠かさず読み聞かせをしている教師もおり、読む動機づけと書く動機づけの両面で生きていると言っています。

ブログ「WW便り」でも、すでに5回以上「書かない子をどうサポートするか?」で連載していますので、参考にしてください。

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