投稿日: Mar 28, 2010 2:17:7 AM
しま本 ○○
ぼくが、いちばんすきなべんきょうは、作家です。なぜかというと、つくえをいどうさせたり人のしゅっぱんを聞いたりするからです。なんのだいめいかわかんないからとてもワクワクします。それにとちゅうでお話ししたりするからたのしいです。ぼくの「ピカチュウたんけんたい。」も、あともうちょっとでしゅっぱんができるからたのしみです。「ピカチュウたんけんたい」とは今、ぼくが書いている作家のことです。今、はん分書けました。みんなはじょうずに書いています。ぼくもじょうずに書きたいです。もしもじ分の作家がしゅっぱんされたらうれしいです。
この作文を書いた島本さんは、まだ一度も出版したことがありません。書くことを苦手としているなと感じていました。が、しかし、この作文を読んだとき、実はこれまで出版はしてこれかったけれど、一度も清書を完成させてはいないけれど、作家の時間を楽しみにしていて、なおかつこれから自分の作品が出版されるかもしれないことにワクワクしている。
なんてすばらしいことでしょう。
通常の、「作文の時間45分です」という世界であったら、この子は書けない子のレッテルが貼られ、書くことの楽しさを知ることなく成長していってしまったことでしょう。
ライティング・ワークショップの本に紹介されている様々な要素(それは一見シンプルに見えるのですが)は、こうしてみると一つ一つ意味のある、実にすばらしいものだと痛感しました。