投稿日: Mar 26, 2010 12:40:45 PM
必ずしも対応しているとは言えないかもしれませんが、一年間に押さえないといけないこと(たとえば、手紙、エッセー、詩、意見文、説明文など)をあらかじめ教科書を読み込んで把握した上で、それらをどのように作家の時間に組み入れていくかを考え、ミニ・レッスンでそれらを集中的に扱う期間(ユニット)も設けて、実際にそれらのジャンルで作品を完成させることも子どもたちに要求します。
しかも、提示の仕方を教科書以上に工夫することで(たとえば、他の類似の作品をたくさん紹介したりして)、子どもたちのやる気をそそることは容易にできます。
教師自身が本当に紹介したいと思っているものは、子どもたちはすぐに気づいてしまうものです。もちろん、それが『作家の時間』の第12章で紹介されている『スイミー』のように教科書の題材でもいいわけですが、もし教師が本当に紹介したいという気持ちが薄い場合は、子どもたちもなかなか熱心に取り組めません。やる気は伝播してしまうからです。従って作家の時間は、最低でも教科書で扱っていることはカバーしますが、それ以上(少なく見積もっても5倍以上の)「おまけ」がついてくるアプローチと言うことができます。