●『作家の時間』の166ページの作品と173~4ページの作品は激変しています。何をしたからこうなったのでしょうか?

投稿日: Mar 26, 2010 12:53:47 PM

題名、書き出し、視点の転換、擬音・擬態、比喩、書き終わり、過去形、「です・ます/である」などのたくさんの書くためのスキルや、作家が作品を書く際に使っている「技」を教えたからです。

 

また、自分がモデルとしたい作品(友だちのものや、本物の作家のもの)も読みました。自分が本当に書きたいと思っている作品を通して、これらのことを教えていきますから、身に付いていくわけです。それに対して、従来の作文指導では、本当に書きたい気分が弱いので、教師の助けも借りてその場ではいい作品に仕上がるかもしれませんが、必ずしも身に付かないわけです。

 

ちなみに、173~4ページの作品は3月の「作家の日」で発表されたものですが、下書きを11月の段階で書いたものです。単元アプローチでは、こういうこともできません。作家の時間では、振り返ることで自分の成長を感じ取り、大分前に書いたものを修正しなおしたり、まったく書き直したりといったことが結構起こるのです。