● 書くことに取り掛かれないでいる子へのカンファランス例

投稿日: Apr 30, 2010 1:15:15 PM

ある日のカンファランスの記録

締め切りに向け、書くペースが上がってきている子がたくさんいました。そんななか、書きだせず、集中できず、友達にちょっかいを出してしまうK君に、こんなカンファランスをしました。

 

T:K君ちょっと来て話を聞かせて。今何書いてるの?

K:・・・・(←友達の邪魔しているから怒られそうという警戒した感じ)

T:まだかけていない?

K:うん

T:いま、うろうろしていたのは、何か書くためにしていたの?

K:ちがう。

T:そう、今できそうなことはないかな?

K:・・・

T:リスト作ってみるとか、イメージマップとか・・・

K:う~ん

T:K君読書の時間はすごく一生けん命本を読んでいるよね。

K:うん

T:たしか、3年生の時も、生き物の本見つけてそれを使って書いてたでしょ。

K:うん

T:「書く」ためには「読む」ことも大切なんだから、まずは好きな本を一生懸命読んでみてもいいんだよ。K君が少しでも「書く」ことに近づけるように時間を使えばいいんだから。

K:じゃあ、何か読んでみる。

…といって、学級文庫から本を選び読み始めた。

 

この子は3年生の時も2学期中盤までほとんど書けなかった子でした。日常的にも非常に学習に向かわせることが難しい子です。励ましつつ無理強いはしないように見守っていきたいと思います。