ライティング・ワークショップ

作家の時間

書く」ことが好きになり、かつうまくなる学び方・教え方とは

日本では、小学校を卒業するまでに9割近くの子どもたちが書くこと(作文)を嫌いになっていると言われています。なんとかできないか、といろいろ探し回った結果、見つけたのが、「ライティング・ワークショップ(作家の時間)」という手法でした。

ライティング・ワークショップの中心に位置づけられるのは、子どもたちが本物の「作家」になるという体験です。作家ですから、とにかく書きます。ひたすら書きます。書く内容は、当然のことながら一人ひとりが決めます。ノンフィクション・ライターやジャーナリストも含めて作家ですから、みんなが取材ノートならぬ「作家ノート」をもっており、書く題材を集めたり、下書きをそれに書きます。また、作家ですから出版・発表のチャンスも与えられます。自分の作品を紹介することは、誰にとってもワクワクする体験です。