2021年 本学会功績賞受賞のお知らせ

2021年 本学会賞功績賞受賞のお知らせ

 本学会の第36回理事会が2021年11月8日に開催され、推薦候補者に対する審査の結果、2021年 本学会功績賞の受賞者1名が決まりましたので、お知らせいたします。

 なお、受賞者氏名、受賞理由は下記の通りですが、諸般の事情により表彰式は開催できませんので、表彰状および記念品は11月25日、郵送でお届けしております。

受賞者氏名

近藤 照夫 (年齢74歳)

受賞理由

長年にわたる建築材料・施工に関する研究により日本建築仕上学会賞を受賞するとともに建築物の品質や耐久性の確保および向上に大きく貢献している。また、品質管理の研究開発に対する功績により日本科学技術連盟から石川賞を受賞されている。  

(以上)

                                                                  

受賞者の所感および記念写真

 この度、受賞者に依頼しておりました記念写真が届きました。また、合わせてご丁寧な所感もお寄せいただきましたので、以下に掲載いたします。受賞者にお礼申し上げます。


日本ものつくり学会 2021年功績賞を受賞して

近藤 照夫

2021年11月8日に開催されました日本ものつくり学会理事会におきまして、学会賞(功績賞)の推薦候補者としてご推挙および審査をいただき、功績賞を授与されましたことは、身に余る光栄であると深謝致しております。過分なる授賞に際しまして、理事の皆様をはじめ会員各位に対しまして、この場を借りまして篤く御礼申し上げます。

本会ホームページには授賞理由として、「長年にわたる建築材料・施工に関する研究により日本建築仕上学会賞を受賞するとともに、建築物の品質や耐久性の確保および向上に大きく貢献している。また、品質管理の研究開発に対する功績により日本科学技術連盟から石川賞を受賞されている。」と掲載いただいております。本文中にございます「石川賞」は2001年にものつくり大学が設立される前に勤務していました企業において、TQCが推進された際の業務に対する評価でございます。また、日本建築仕上学会学会賞(論文賞)につきましても、ものつくり大学へ着任しました直後の2001年に、企業で勤務していた期間における過去の研究成果を評価されて授与されたものでございます。したがいまして、本会学会賞としての授賞理由に取上げられましたことに、恐縮の念を抱いております。

今回の受賞に際しまして、いただきました表彰状には上記の授賞理由よりも、私の略歴やものつくり大学における教育・研究、さらには学外における委員会業務等に関して、詳細な内容が触れられております。

表彰状に記載いただきましたように、現在は日本建築学会と日本建築仕上学会および国土交通省における標準仕様書・指針類の制改定ならびに東京地方裁判所における建築紛争に関する裁判官への支援をする専門委員などを継続しております。

今回の学会賞受賞に恥ずることがないように、今後も要請があれば体力と気力が続く限り、これまでの業務経験と知識を活用して社会貢献をめざしていきたいと考えております。