インドの卓上調味料入れ

投稿日: 2018/04/09 3:17:37

調味料を入れる真鍮製の容器

2012年にインドの中西部を旅した時、どこの街かは忘れましたが、ちょっと高級感のある店で見かけた調味料用の容器で、美しい真珠色の貝殻装飾に惹かれて購入したものです。

高さ11cmほどの特徴ある形をしており、真鍮製の本体表面には、約5mm角の板に加工された白い貝殻が3段にはめ込まれています。

小さなお盆とともにセットになった2個を並べて食卓に置けば、料理も一段と引き立ちますが、簡単な朝食などでは重厚過ぎる気がしないでもありません。

これら2個の容器は同じ形をしていますが、一方は蓋の先端に大きめの穴が一つ、もう一方は蓋の周囲に小さな4つの穴が三ヵ所あけられていて、調味料の種類によって使い分けることができます。また、ねじ込み式で密閉できる蓋を外すと、樹脂製で底のある筒が納まっていて、調味料はそこに入れるようになっています。

ただ、真鍮の厚さは約3mm、重さは95グラム前後もあるので、容器に入れた食塩や胡椒を振りかける際、プラスチック製に慣れた手には少々重く感じます。

(写真の格子は1㎝ 間隔です。会員№102 中村記)