ミャンマーの鳥形小物入れ

投稿日: 2017/10/12 5:10:37

鳥の形をした木製漆塗りの小物入れ

以前の投稿で「ミャンマーの風鈴・鳴子数を増減できる真鍮製の風鈴」を取り上げましたが、今回は、それを入手した同じ旅の中で買い求めたフクロウとアヒルの形をした小物入れをご紹介いたします。

これらは多分、鳥の形に削って内部を空洞にした木地の表と裏側を黒漆で塗り固めてから、表面の眼、くちばし、翼を金彩で描いて作られたものと思われますが、羽全体を金彩で塗ったものと、羽部分の黒漆をそのまま残したものとがあります。この2種類の塗装によって全く違う印象の商品になるので、ついつい両方買ってしまうのが、販売上のミソかもしれません。また、フクロウ形のものは首から上が蓋として外れ、アヒル形のものは胴体が上下に分割され、物入れとして使うことができるようになっています。

大きさは、フクロウ形の高さとアヒル形の全長がともに5㎝ちょっとしかないので、指輪やイヤリングなどの小さなアクセサリーを入れるのに使われるのではないでしょうか。(写真にある太線の格子は5㎝ 間隔です。会員№102 中村記)