Post date: Dec 24, 2019 6:47:40 AM
今回6回目の製図試験で、合格できました。
自分の能力にあった的確な個人指導ができる建築士フォーラムの小林先生のおかげだと思っています。
この1年で製図の勉強にかけた時間は6年間で一番短かったと思います。
私は南米で7年、アジアで2年海外勤務をしていますが製図試験に非常に悩まされていました。一度は日本勤務に変えて製図の資格学校にも2年通いましたが、合格できず悔しい思いをしました。
建築士フォーラムを知ったのは、海外勤務中に一級建築士に合格した友人の紹介でした。私は建築士フォーラムのことを全く知らず、これまでS資格やN学院で毎年通学やWEB製図コースを取り続けていましたが、限界を感じていました。勉強時間も課題も全てこなしているはずなのになぜ合格できないのかが分からなかったからです。
小林先生の指導が他の学校と違ったのは、個人指導で3時間指導いただけるという点でした。
最も苦手なエスキスを、スカイプつけっぱなしで、5分、10分、20分と時間を区切って、少しずつヒントを与えながら私の達成度を確認してくれるので、我流のエスキスは消されて、正しいエスキスの仕方が身に付きます。よっぽど製図学校に通うより、よく見てもらえます。
あと非常に興味深かったのが、エスキスと同時に課題文の読み方について教わりました。私はもともと国語が苦手でしたので、いい勉強になりました。これで課題文が何を求めているのかをしっかり理解しエスキスに反映することができました。
課題が発表された8月、9月あたりでは、課題の美術館に的を絞って練習課題をやっていましたが、今度はまた課題文を読まず勝手に“美術館はこんな感じ”という自分の設計をしはじめていると言われました。本当によく先生は見ているなと感心しました。先生に、美術館の練習課題ではなく、本試験の過去問のエスキスをやるように言われ、10月の試験直前まで、ずっと過去問のホテルや図書館や保育所などをエスキスし、頭から美術館の勝手な思い込みのエスキスを消すようにしていきました。
試験当日は、妊娠2か月に入り、つわり真っ只中、さらに台風で試験開始時間は遅れて気をもみましたが、この製図試験が勉強時間や知識ではなく、システマチックに言われたことを解いて描いていく問題であることがわかっていたため、焦らず教わった通りにできました。と言いたいところですが、試験当日のエスキスは2時間15分超え(笑)、例年通り嫌な汗をかいてものすごく汚い図面を焦って2時間半で仕上げました。見直しを必ずするように言われていたので、当日の製図スピードは異様に早かったです。(汚いですが。)見直しに入ると、やはりいろいろ抜け落ちがあったので、またそこで30分ほど修正したり書き足したりを行い、とにかく減点を免れるように修正しました。今年は絶対落ちたと思って、帰ってきましたが、結果模範解答とほぼ同じ図面が描けており、びっくりしました。
小林先生、本当にありがとうございました。