Post date: Dec 26, 2014 1:59:52 AM
24年度(1回目):N学院(ランクⅡ) 25年度(2回目):S資格短期+フォーラム長期
■フォーラム申し込みまで
建築士といえば、大抵は大手に通うと思いますが、講師によって当たりハズレがあると思います。その点こちらは小林先生お一人で、しっかりひとりずつ面倒をみてくれて、確実に合格につなげてくれます。
...というのは、終わってみればわかることですが、はじめは申し込みにとても躊躇しました。大手からしたら格安ですが、遠方のためSkypeだけでの授業なんて「不安」という文字しかありませんでした。しかも異様に高い合格率…おまけに「考えないで設計」という、奇想天外な教育方針…非常に怪しい...思わず万が一詐欺だった時用に、思いつく限りのことを一通りしました(本当にすみません)。(フォーラム注釈:当塾は決して詐欺ではありません!(笑))
今思えば、そんなことをしている暇があったら、早く申し込んでいればよかったと。まずはみなさん、騙されたと思って(すみません)はじめてみてください。
■授業
私は1年目にN学院で、基礎があまりにもできておらず(知識、作図)、先生にも見放され不合格。フォーラムに長期で申し込みましたが、やはり基礎は全くできておらず、途中フォーラムでも今年一番の落ちこぼれ宣告をうけました。
が、授業時間は3時間、しかも1対1。たとえ目の前の問題と違う問題のことでも、くだらないことでも、何回目でも、必ず先生はわかるまで説明してくれます。一度に大量の生徒に指導する資格学校にはできないことです。
しかし小心者な私は、フォーラム1本に絞る勇気がなく、S学院とのWスクールにしました。ただ、フォーラムに申し込んだからには、最初から小林先生流のエスキスでしかやるつもりはなかったので、S学院には問題をもらいにいっているだけ、という状態でした。
学校では、ざっと1時間以上は他の人との仕上がり時間が違います。その1時間でしっかり自己採点。この時間があるのと、自分の落としポイントが、鮮明にうかびあがります。
先生の授業で印象に残っているのが、「製図試験は、延2,000㎡近くの大きな建物を、A2 1枚に書く上に、それをさらにA3の問題用紙に集約している。ということは、たとえどんな一言も大切で、マーカーを引いて自己判断でそこだけが重要だなんて決めつけるのはとんでもない話だ。」という教えです。「ああ、確かに!」
なので、先生は書いた図面に問題文から一言一句容赦なく突っ込んできます。ただそれを時間内にすべて満たすには、資格学校の時間配分(エスキス2時間)では無理です。それもこれも、先生の考えない(復元)製図方法がなせるものだと思います。
■考える(設計)と考えない(復元)
私は、この復元ができるようになるまで、かなりの時間を要しました。先生と授業でやるときはスラスラできたのに、一人でやると泥沼化。これは考えている(設計)からだといわれ続けること何度だったか…短期の生徒が合流するころになってもいまいち掴めず、私はこのまま復元ができる日が来ないのではないかとずっと焦っていました。負のスパイラルができあがる頃、先生は私に、新しい問題には手を出さず、できた問題を繰り返し解くよう言いました。大手が山盛りに宿題を出す中、先生は幾度となく私に休憩を促し、そんなにやたらに問題を解くんじゃない、問題の数は多ければいいという問題ではない、と説きました。当時かなり焦っていた私は、簡単には受け入れがたいこの提案を、散々悩んだ末に実行しました。結果今でも手元には、手つかずの問題がたくさんあります。問題をたくさん解いたからといって、合格につながるわけではないのですね^^
総じて、小林先生はいろいろな場面で、大手資格学校等が当たり前に言っていることの、真逆のことをおっしゃいます。
・マーカーは引いちゃダメ・考えちゃダメ・エスキスは30分・悩み始めたら考えている証拠、問題は解かずにコーヒータイム・いっぱい解いても意味はない etc.
どちらを信じるかはあなた次第、と毎度言われましたが、すべて小林先生を信じた結果は、「合格」というゴールです。
長くなりましたが、はじめようか迷っている方、はじめたけど壁にぶつかっている方、いろんな方々にとっての後押しになれたら、と思います。
社会人になって初めて勉強をしないクリスマスに年末年始、とにかく満喫します。
小林先生、本当に、本当にありがとうございました!