つわりで体調不良
子育て奮闘中でも合格

Post date: Jan 4, 2023 10:05PM

フォーラムで製図試験対策をし、令和4年一級建築士製図試験に合格しました。

■受験歴
    令和3年→学科試験合格、製図試験ランク3(通信添削U)

    令和4年→製図試験合格(建築士フォーラム)

■プロフィール 30代女性、行政、神奈川県、家族は夫と息子(5歳)、受験時妊娠4か月

 令和3年の学科試験合格後は学科勉強時にお世話になった通信添削のUで勉強をすることにしました。U流のエスキスは工程数が多く、条件整理に1時間、プランニング準備に30分、プランニングに1時間の計2時間30分は最低でもかかりました。私の場合はうまく時間短縮をすることができずに本番を迎えることとなってしまいました。練習の段階で一度も時間管理がうまくいっておらず、本番は「とにかく未完だけは防いで、完図しよう」というレベルだったため、当然のごとく結果には繋がりませんでした。

 合格に近づくためには「エスキス時間の短縮」「チェック時間の確保」は必須だと思っていたところ、建築士フォーラムのHPに出会いました。体験談には「エスキス30分」とか「考えない」「復元」とか魅力的な言葉ばかり。しかも合格率が高く、在宅で受講ができて、先生の当たり外れはなく、マンツーマンなのに授業料もリーズナブル。とりあえずHPに書いてあることを全部信じてみることにしましたが、「先生のカリスマ性が強くて怖い人だったらどうしよう」というところだけが不安でした。(実際に講義を受けてみたら、ダメダメなときでも必ず良いところを見つけて言ってくださったので、その不安は杞憂でしたし、精神的なフォローも毎回の講義でしていただきました。)

 1回目の講義から小林先生が仰ること全てが納得のいく内容で、過去問を30分もかからずに復元できるのが本当に驚きでした。ただ、それまでに勉強してきたことや言われたこととは違う部分が多かったので、最終的に復元法を習得できるのかが分かりませんでした。そこで講義の次の日に同じ問題を一人で解いてみたところ、今まで3時間かかってたエスキスが1時間30分もかからずに終わったので、「先生についていけば復元法が習得でき、エスキスも短時間で終わるのでは」と少し前向きになれました。

 その後、講義で一緒にやれば30分でまとまるけど、自分で行うと1時間強かかる状態が続きました。そこで、ゴールデンウィーク期間に先生に言われたとおり、今までやった過去問を30分で解くという練習を繰り返し行うと、問題用紙のどの言葉でどう考えたら良いかが身についてきて、30分でほとんど終わるようになってきました。(問題用紙が大きくなったH29以降については30分ではエスキスが終わりませんでしたが、1時間あれば終わるようになりました)

 課題発表後の他の受験生が死に物ぐるいで製図の勉強し始める時期に妊娠が判明し、つわりで体調が優れない時もありましたが、短時間で設計せずにエスキスができる復元法がある程度身についてきていたので、毎日少しずつでも勉強(過去問エスキス、計画の要点の記述練習、作図のパーツ練習)を継続できました。

 令和4年の「事務所ビル」の課題を解き始めたのは9月に入る直前からで、最終的に事務所ビルの課題は市販テキスト4課題+模試1課題のみで対策しました。他の受験生が事務所ビルの課題を多く解いている中で焦りがないわけではなかったです。でも先生の言葉を信じて、講義と宿題以外では事務所ビルの課題を解きませんでした(解き直しもしなかったです...)。

 最後の講義では、「やるべきことは分かっているし、そのまま行けば受かるんじゃない」「一級って簡単でしょ」「あとはのんびり過ごして」とリラックスする言葉をかけていただいて、本番までの時間は、家族との時間を作ったり、鍼灸院に行ったり、好きなアーティストの動画を見て過ごしていました。

 本試験当日、エスキスは50分でまとまりましたが、シェアオフィス内のレイアウトをもう少し検討したかったので1時間30分かかりました。この時点で会場内で私より先にエスキスが終わっていそうな人が何名かいたのが少し想定外でした。(注:おそらく当塾の受講生かと...同じ会場で何人か受験しておりました)記述は予定どおり1時間かけて、作図は3時間(先生は推奨していませんが、製図版も持っていかないフリーハンド作図です。)残り1時間で問題用紙と比較して足りない部分を記載したり、計画上留意した事項の補足明示を行いました。(濃い図面を書いていたからか、試験終了後に後ろの方から「図面すごく綺麗ですね。いつもフリーハンドですか。」と声をかけられました。)

 試験後、書き漏れがないことは分かっていましたが、市販テキストの課題条件を自分で勝手に付け加え、プランに無理を生じさせてると思っていました。なので、受験番号をHPで見つけても本当に受かっているのかどうか全く信じられず、先生のほうから「番号ありましたよ。」とメールをいただいてしまいました。(先生、本当にすみません...。)

 一級建築士の製図試験はゴールがどこにあるか分からず、難しい試験だと思っています。しかし、いざ復元法を学んで合格してみると「こんな簡単に受かっていいんだ」というのが正直な気持ちです。

 小林先生の講義を受けることができたからこそ、最短距離で結果が得られたと思います。先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

 この体験談を読んだ方が、小林先生の講義を受けて、良い結果につながることを祈っています。