海外在留+40代での製図試験挑戦

Post date:DEC 26, 2022 5:01PM

 10年以上海外に在留しつつ、30代後半から1級建築士試験を受けました。40代に入っての学科合格後、初年度は海外在留の為、勉強方法が限定され、合格ロケット(アプリ)で学科が受かったので、そのまま通信教育の教育的U指導で製図試験を受けましたが撃沈。翌年度は、同僚が建築士フォーラムで合格していた為、不合格確定後、建築士フォーラムへ直ぐに申し込みをしました。

 前半戦は、日本国内への転職などもあり、あまり集中できず、小林先生が絶対にするようにとの指導があった復習を殆どせず、復元法を理解できずに終わりました。

 後半戦は、先生からはっぱをかけられ、復元法の習得に本腰をいれ、復習を何度もやり、少しづつ理解をするも、最後まで完璧にはできず。小林先生からは設計をする癖が抜けていないと何度も言われました。

 本番前には、かなり弱気になりましたが、(復元法を完璧にできずとも)合格する実力はあるとの言葉を信じ、受験。本番では復元法のお陰で、エスキスは早く終わるも、途中で考えがぶれてしまい、2回ほど案を変えてしましました。しかし、復元法の素晴らしい点は、とにかく早くエスキスが進むので、間違いを取り戻す時間がある事。結果的に、自信はありませんでしたが、何とか合格できました。

建築士フォーラムの利点

・海外在住や転勤、転職が多くても、勉強継続ができる事。

・マンツーマンの為、質問がしやすい(U指導では殆ど質問できなかった)。

・生徒ごとに問題点を把握して、指導がある。特に設計をする癖が抜けない人はお勧め。

建築士フォーラムで勉強するコツ

・復習を必ずすること。

ただし、私のように一度やった問題を復習するのが苦手な人は、先生は駄目だと言っていますが、復元法を理解する為に、他学校作成の過去問題をやるのも有意義でした。復元法でうまく解ける問題と、解けない問題の違いが感じ取れて、復元法を少し理解できました。

 また、今考えれば、自習での復習のエスキスの過程を細かく小林先生に見てもらえればよかったと思います。

最後に。先生から、言われた事だけをやれば合格すると言われましたが、私のように言われた事だけをできない人間は、言われていない事を勝手にやって早く、言われている事が重要だと解るのもよいかもしれません。