フォーラムの講座と学べることについて
Post date: Feb 28, 2020 6:50:31 PM
フォーラムのHPをご覧になられているということはおそらく製図試験で再挑戦することとなり、
また大手以外の選択肢を探されている方だと思います。製図講座で検索すると個人指導のサイトがたくさん出てきますし、その中にも有名なものはあります。
以下私がフォーラムを選んだ理由や感じた点、学習にあたって行ったこと等を記載致しますので
参考となりましたら幸いです。
【フォーラムを選んだ理由】
これまでの受講生の合格率が圧倒的に高い。
講座の時間が短い。
受講料が安い。
合格に向けて時間を効率的を使える。
【フォーラムの講座と学べることについて】
私も初年度の製図は大手資格学校に通いましたが、フォーラムの講座とは正反対でした。
拘束時間が長く(朝9時~夜22時)、宿題も多く、日常業務もある中こなすのに精一杯でした。
授業では回答の導き方を教えるわけではなく大人数で一斉に課題を解き、
個々人のプランに対し、講師がコメント、質問へ回答するという形式がとられ、
解はばらつくことが前提でした。
結果、解答の組み立て方が身に付かず、
課題文の条件を整理できないままプランニングし破綻
(若しくは課題文を都合の良いように解釈し、求められることに答えていない)、
解が自分でもわからないまま未完率が高いというレベルでした。
当然、テキストで覚えた知識は図面に明確な理由をもって
反映させることができません。
結局、運任せで試験を受け、案の定落ちました。
一方フォーラムの講義では、決まった手順によってプランニングするため大まかなプランは、
理解している受講生であればほぼみな同じになるということでした。
先生は問題としての質がよいため過去問を中心に取り組むことを進めておられましたが、その手順は予備校や市販の問題でも適用ができるものでした。
(クセのある問題の場合は無視し、記述や設備の回答だけ練習すれば良いと思います。)
【試験での状況及び合格にむけての達成目標】
某学園の模擬試験でも教室内で1番にエスキスを終えて記述、図面に着手しⅠ判定でした。
本試験でも会場内で最も早くエスキスを終え(約45分程度)、一旦トイレ休憩に入りましたが、
周囲の受験生はまだコマ割りに悩んでいる状態でした。
私は自分の弱点を鑑み、最終的な時間配分や達成レベルは以下を目標とし取組みました。
①課題文の読み込み及びエスキス:60分以内。かけても90分。
90分を超えると、図面の質、書き込みに影響が出る。
②見直し:30~40分
練習で読み違いが多々あったので時間かける。
課題文の捉え間違いは減点に繋がる。
(令和元年は面積指定で「約」のない諸室がありました。)
法規的にも問題ないか、自分の中で確認しておく程度でOK。エスキスでは詳細検討の時間なし。
例)2方向避難/重複距離/排煙/有・無窓の諸室の処理/階段/高さ制限/階高関係(選択した設備により納まってないこと有)/防火・特定防火関連等
DSはエスキスであたりつけておき、PS、EPSは製図の際に破綻しないよう付足せばOK。
③記述:45~50分
テンプレ。予備校や市販の独学用テキストで型や言い回しを学習。考える要素を減らし、時間短縮。
④作図:2.5~3.0時間以内
最低限の一式図は、2.5時間を目標に完成。(私は作図早い方ではないので、補足書き込みのほぼない状態で平均2.5時間程度でした。)
家具などのレイアウトも、各面積(奥行3m横長、0.5コマ、1コマ等)ごとにパターン覚える。本番でレイアウト考えていると時間ロス大。
図面で求められる内容は、毎年同じであるため課題文確認するまでもなく、書き込む。表現方法は課題文に従う。
例)2方向避難/重複距離/面積計算に必要な細かな寸法/階段の段数/延焼ライン/避難通路等
上記時間配分で最も長い時間をかけても上記で6時間です。
ただもし6時間までかかってしまったら、見直しと書き込み時間が足りずミスが多い図面となる可能性高いです。
細かなミスはどうしても発生する為、エスキス、課題文、作図の時間を圧縮できるよう練習、ある程度の書き込みまで完了し、最後の見直しと仕上の書き込みに1.0時間以上確保できればより合格に近づけると思います。
私は本番では①45分、②30分、③50分、④2.25時間 計5.25時間でした。
残り1時間あっても、書き込みしているとあっという間に時間は過ぎていきます。
私も終了直前まで書き込みと手直しを行い、終了後、やはり思い出されるミスがあり心配になりました。
先生からも、製図試験が何のためのどんな試験なのか説明があるかと思います。
試験では考える時間を圧縮し、課題文を網羅したミスの少ない図面を仕上ることが重要かと思います。
【課題発表前に取り組んでおく勉強】
何より先生の手法をしっかりと身につけます。
(課題文の読み方、スパン・コマ割りまでの流れ、ゾーニングの考え方等を自動的に確実にできるようにする。スパンの寸法調整もできるようになると良いです。)
最近の試験ではその本質からか、法規と設備が特に重視されているように感じます。
先生の講義では、エスキスは抜群に早くなりますが、法規と設備については自分の弱点や理解していない点はなかなか見えてきません。
拘束時間が短いからこそ、自習時間を確保し、理解していない点は理解を深め、不明点は先生に質問するのが良いかと思います。
【課題発表後に取り組む勉強】
課題には具体的に問う内容が書かれています。問題で必ず出題されるため、図面や記述にて回答できるように理解を深める。
過去問や授業で使った課題をやりこみ、エスキスのスピードを上げる。
不足している知識の肉付け及び計画への反映を訓練しアウトプットの練習をする。
私はある程度先生の手法が身についた後は、市販の問題や某学園の予備校の問題をいくつか入手し、新しい問題で再現することにより、焦ることなく適用できるよう訓練しました。
(先生には他の問題やらなくて良いと言われていました。小林先生申し訳ございません。)
私は当試験の勉強のやり方がわからず、非常に時間がかかりました。
しかし最後に無事合格できたのは、小林先生のおかげです。感謝してもしきれません。
先生の解き方を軸とし建築の知識を肉付けをしていけば、大手学校へ奉仕しなくても合格可能です。
これから試験に挑戦されるみなさまの合格をお祈り申し上げております。