こんな私でも・・・・
Post date: Feb 13, 2017 10:41:06 PM
設計製図受験するにあたり、この体験談を読んでいる方は、この”フォーラム”で受講すると決断すれば合格したも同然です。
設計製図受験2年目前半の時点で、エスキスできない、要点書けない、作図時間が掛かり過ぎと時間内に図面をまともに書き上げられない私が、合格できたのですから。
私はこの度11年目にして、やっと一級建築士試験に合格しました。
私の場合、学科試験で時間が掛かりすぎたので、気持ちの切り替えやモチベーションの維持がとても大変でした。
長かったです。
”フォーラム”に出会うまで本当に辛かったです。
私は、平成18年度の試験から一級建築士学科試験を受験し、ずっと資格学校に通い平成26年度にやっと学科試験に合格。
資格学校にそのまま通い設計製図試験(道の駅)を受験し、結果ランクⅣ。
その結果を受け、翌年に向けて「人より早く試験勉強に取り組む必要あり」と思い、引き続き資格学校での長期講座を受講することに。
私には才能が無いのか、真面目に受講していたにもかかわらず、2月から7月の前半講義で時間内に図面をまともに完成できなかった私は、平成27年の課題発表(サ高住)後、大きな不安に襲われ自信を失い、何をどうすればいいのか分からなくなってしまいました。
そのとき、知り合いが”フォーラム”に移籍したことを思い出し”フォーラム”について調べたところ、なんとご近所さん。
藁をもすがる思いで直ぐに門を叩きました。
それが”フォーラム”との出会いです。
当初私は、スカイプ等受講できるネット環境ではありませんでしたが、小林先生は親身に相談にのってくださり、方向性を見出すこともできました。
しかし、ネット環境も整い「新たな気持ちで・・・・」と試験に向けて走り出そうとしたとき既に8月20日頃。出遅れた感じが・・・・。
”フォーラム”で受講するようになり、課題の量や通学の煩わしさ、そしてプレッシャーから開放されたものの、資格学校の「あらゆる出題パターンに対応できる設計力」をつけるやり方とは全く異なり、「試験元が出題する課題に対応できる復元力」に慣れるやり方なので、なかなか資格学校のやり方が抜けない私は、「まだ設計している。」と小林先生に何度も指摘され指導を受けました。
言われた通りに復元できない自分に焦りを感じる日々。
そのままの状態で試験に挑み、結果ランクⅣ。
”フォーラム”を受講していてランクⅣ。
残されたチャンスはあと1回。
正直、受験を諦めようとさえ思いましたが、その時もフォローアップ講座で小林先生に色々話を聞いて頂き「もう少し時間があったなら今回合格できたと思うし、平成28年度の試験に向けてこれから一緒にやれるなら、心配してないし、心配いらない。」と言ってくださったので最後の年を小林先生に託すことに決めました。
講義は、前年と殆ど同じ。
「この試験は、日本語が読める国語力があれば合格できる。」
「考えないで課題文を復元しなさい。」
「問題を色々沢山やったからと言って合格に繋がる訳ではない。」
「線を1本引く速さは、みんな同じくらい。エスキスをまとめるのに各々時間の差が生じる。そのエスキスの時間をできるだけ短くし作図時間にまわすことでミスの少ない密度の濃い図面に仕上がる。」
「課題文に書かれていることが全て。重要じゃないことなど書かれていない。」
「課題文内容を全て図面と要点に表現すれば合格できる。」
と指導内容も前年と同じ。ぶれない。
そして丁寧な指導はもちろん、小林先生はプラス思考で前向きな言葉で講義をし、良いイメージで終われるような講座の進め方なので、モチベーションをうまくコントロールできました。
そして、課題発表までひたすら過去問。
これだけで大丈夫なのかとちょっぴり心配はありましたが、小林先生を信じ、とにかく目の前のものをこなす事だけに集中しました。
しかし、小林先生と授業でやるときは、スラスラできるのに一人でやると進まず2時間はかかってしまう状態。
そこで、ゴールデンウィークに課せられたミッションは過去問の30分トライアル。
復元に慣れるために、ひたすら同じ過去問を何度も繰り返すことで、ゴールデンウィークが終わる頃にはどの過去問も40分以内でエスキスを終わらせることができるようになっていました。
試験直前にN学院の公開模試。
”フォーラム”では1回の講義2~3時間のマンツーマン講義なので、久しぶりに大勢の模試受験者と同じ空間で、6時間半通しで行う模試。
緊張しながらも時間内に書き上げ、結果は「いいんじゃないの」と小林先生からお褒めの言葉をいただきました。
しかし、まだ自分の力を信じることができず不安に思っている私。
そんな私に透かさず小林先生は「去年の今頃を思い出しなさい。エスキスは時間通りに終わっていた?通しで時間内にこの精度で書き上げられた?」と一喝。
「確かに!!」
去年の今頃は、エスキスできない、要点書けない、作図時間が掛かり過ぎ、時間内に図面をまともに書き上げられない状態。
さらに小林先生の言う通りに復元できない私は「私が一級建築士試験を受験すること自体、間違っているでは。」と深刻に思う程メンタルぼろぼろ。
それを考えるとアウェーで小林先生に「いいんじゃないの」と言ってもらえるレベルで図面を書き上げられたのだから、「大丈夫!今年はいけるかも。」と思うようにしました。
最後の講義は
「もう教えることは何もない。」
「試験当日まで、あれこれ手を付けず、周りの情報は見ない、耳にしない。」
「温泉にでも行ってリラックスして。どうしても何かしたくなったら今までやった問題のエスキスの反復練習ね。」
「自分へのご褒美は試験の後と言う人が多いけど、前倒しで自分にご褒美って言うのもいいじゃない?本番に向けて気分も乗ると思うよ。」
と最後の最後まで良いイメージで本番を迎えられるような講義でした。
そして本試験。
資格学校で「本番には魔物がいる。何が起こるかわからない。」と聞いたことがあります。
本試験で私もその魔物に・・・・・。
エスキスがいつもの様にまとまらず時間がかかり、要点は1時間位で書けましたが残り時間を見ると残り後3時間。
私は、作図に時間が掛かるので焦らずにはいられませんでしたが、とにかく心を落ち着かせ課題と向き合うことに集中。要点に書けなかったことは図面に書くなど、課題文が要求していることは全て時間内に書ききる事に専念しました。
途中製図版が壊れ真直ぐ線が引けなくなるわ、見直す時間は無いわ、散々な状態で終わりましたが今までやってきたことに悔いはありませんでした。
「今まで十分勉強させてもらった。」
「今回が不合格でも、縁がなかっただけ。仕方ない。」と終わった事への清々しさだけを発表までの2か月間満喫しました。
試験の手応えは、全く自信がなかったので、結果発表が近づくにつれて憂鬱になり、できる事なら避けたいとも思いました。
会社への報告もあったので、不合格の時の言い訳を考えながら恐る恐るみると、なんと合格者の中に名前があるではありませんか。
10年間の努力が報われた瞬間でした。
諦めなくてよかった。
”フォーラム”で受講してよかった。
長きに亘る勉強から”合格”と言う結果で終われたことが感慨深く、”フォーラム”小林先生にいくら感謝しても感謝しきれません。
大変お世話になりました。
本当に、ありがとうございました。
だから、この体験談を読んでいる貴方なら大丈夫です。
“フォーラム”で受講すれば“合格”間違いありません。
こんな私が“合格”できたのですから。
稚拙な文章で失礼しました。