千葉大学では、2015年より戦略的重点研究強化プログラム6課題の一つとして、「ファイトケミカル植物分子科学プロジェクト」を重点的に強化してきました。この成果をもとに、2019年10月1日に「千葉大学 植物分子科学研究センター」が設置されました。
本センターは、論文被引用件数などの客観的データから千葉大学の強みである植物分子科学研究を結集して、キャンパスや部局を広く跨がった分野横断・融合による卓越研究拠点を形成します。今後さらに、この分野をさらに強化して国内外において植物分子科学を先導する拠点を目指します。特に、本センターは、地球と人類を支える植物について、植物分子(特に、遺伝子と成分)に注目し、ゲノムと環境で規定される植物機能の分子的解明とその応用を目的として研究を推進します。
本センターは、千葉大学の全4キャンパス、6部局からの約20名の兼務教員で構成されるバーチャルセンターとして、まず発足しました。第1部門(植物ゲノム機能科学)、第2部門(植物成分化学)、第3部門(植物環境応答)で構成されますが、第1部門および第2部門に薬学研究院の教員が強く関わっており、今後の本センターの発展には薬学研究院の関わりが大きく期待されます。
(齊藤和季)
センター看板上掲式