詳細:http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/8612315.stm
世の中の不思議探検隊員を自認する私にとっては、とてもとても気になってしょうが
ないことの一つです。トリノの聖骸布とは、キリストが磔刑に処されたあとの遺体を包
んで埋葬したとされる約2000年前の布のことです。問題は現代の科学をもってしても解
けない謎の方法で磔刑に処されたキリストの遺体の姿が布の上に残されていることです。
かりに、キリストの遺体を包んだものでない、だれかが作った偽物だとしても、その
作り方が分からないのです。現代の技術でも作れそうもないしろものなのだそうです。
上の写真が分かりますか?中央やや左に顔、そこから左側に前から見た人体の前部が、
中央やや右に後頭部、そこから右側に後ろから見た人体の後部がうっすらと見えます。
これが聖骸布の全体像です。
荊の冠をかぶせられた時の頭部の出血の跡、無数に残る鞭打たれた跡、磔刑にされた
ときに釘を打たれた手と足の傷と出血の跡、死を確認するために刺された脇腹の槍の跡
とそこからの出血の跡。仔細に調べて分かる当時ローマ軍兵士の使った鞭の形状と傷跡
の一致、磔刑の釘の打ち方、そのときの血液の流れ落ちる角度などなど。作為的に拵え
たものにしては細部まで矛盾のない出来上がり。聖書の記述とも矛盾しない多くの事実。
聖骸布については次のガエタノ・コンプリ神父のホームページから、大変良くまとま
った詳しい情報が得られます。ぜひこちらのホームページをごらんになり、聖骸布につ
いて議論の前提となる基礎知識を得られてください。きっとこの謎には、わくわくする
ことと思いますよ。
ガエタノ・コンプリ神父のホームページ:http://www.sindon-jp.com/ (数年ぶりに復活!)
以下は、BBCでの放送です。(英語です)
①Shroud of Turin (Part 1 - 4)
http://www.youtube.com/watch?v=nhP9KVnHbNk
②Shroud of Turin - New evidence - 2009 BBC