SKYLARKS & The Modern Four Beats(発見された43年前のカセットテープから)
このようなかたちで、43年前の僕らの悪行が暴かれることになろうとは、全く思いも
よらないことだった。ほんとうに顔から火を噴くような思いで恐る恐る再生してみた。
その瞬間、これは闇から闇に葬られるべきカセットテープだと、本気で思った。
しかし、あの『時間』を共有したSKYLARKS(大分高専軽音楽部)や「JAZZ喫茶ごっこ」
に奔走してくれた8期4年電気科のメンバーの共有財産でもあると思いなおした。とり
あえず必要な手作業(曲ごとに切り分けたり、曲名を調べなおしたり)をしながら聞き
進めるうちに、『時間』を共有した仲間の『共有財産』でもあるとの想いはさらに強く
なっていった。そうして、いくつかの、特に愛すべき曲があることに気が付いた。
そのうちの、とりあえず2曲を紹介する。気に入ったら一番下の方にあるURLから
【全曲】を聴いてみるのも、いい暇つぶしにはなると思う。ただし、耳や神経を病んだ
としても、その治療代について、当方は関知しない。
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などとして、DropBOXで「mp3」と「m4a」形式の音楽ファイルの公開を始めて1年が
経ったのだが、、、、。
YouTubeにアップロード完了に際しての弁明文
ある土曜日の夜中、急に思い立ってYouTubeにアップロードしてみようと、動画の
(と言っても静止画なのだが)作成方法を調べてみた。案外、簡単なので「ちょい
ちょい」で寝る前に、アップロードまで終わるのではないかと思う反面、心の奥で
「そんなに簡単にはいくまい。物事は終わったと思った時が道半ばなのだから。」
とか思いつつも、その心の囁きを押し殺して「やってみよう!」と思い定めた。
案の定、最初の作品は全曲(70曲)を収録したので、5時間に迫る大作となり、
作成~圧縮~アップロードと進むうち、夜が白々と明け始めた。アップロードを
完了したのは日曜日の朝9時過ぎとなっていた。
それにしても5時間の大作になろうとは! 聴く(視る)方も大変だろうと、この
作品を小分けにしたものも作ることにした。そのうち、良い演奏・良い曲だけを
ピックアップした「セレクト版」も、多分、作るはめに、、なるのだろうが、、。
使えそうな写真が1枚しかなかったので、全部これを使いまわしているのも残念な
気がするが、もともと「一晩限りでどこまでやれるか~ひとりプロジェクト」的な
ものなので致し方ない。そうしてできたのが下記のYouTubeである。(^^;)エヘン!
もとより演奏の下手くそ加減とか、努力の足りなさとか、才能のなさとか、全て
のお叱りを覚悟の上で、創立50周年を迎えようとしている母校の同窓会・明愛会
と創立55周年になる母校へ、感謝の念を表明する意味を込めて。また、そのこと
により、筆者や友人までもが、身元の割れること、新たな恥をかく、後ろ指を指
される、誰彼となく軽蔑のこもった視線を送って来る、自意識過剰になるなどの、
多少の不利益、のあることを覚悟の上で、母校の名前とビッグバンド・コンボの
バンド名をYouTubeの動画(静止画だが)に明記した。気心の知れた旧友達が、
自信と誇りをもって、懐かしきあの日々を振り返るよすがとなればとの思いから
である。(考えてみていただきたい、演奏している『彼・彼女』らは、まだ18~
19歳の『若造たち』なのですから。『若気の至り』という言葉もありますしね。)
YouTubeならば、手軽で、どこからでもアクセスでき、音質もそこそこ期待でき
ると思い、DropBOXで公開しているものを、YouTubeにもアップロードした。
今では、Googleでも、MSNでも、Yahoo!などの大手検索サイトや、もちろん本家
であるYouTubeでも構わない、このHPの管理人の名である、「totoro brotherz」か
「brotherz totoro」(トトロ兄弟の意)で検索すれば出てくる。(注意事項としては、
間にスペースが必要なことと、最後が「z」なことぐらい。)
すなわち、面倒なURLは覚える必要がないということになった。
画面下の「もっと見る」をクリックして出てくる「曲目リスト」の各曲の先頭に
ある開始時間をクリックすると、その曲に飛ぶことができるし、操作性も改善さ
れました。(残念ながらスマホでは、開始時間のリンクは機能しないようですが、
目安にはなるでしょう。その時間までスライドさせてください。)
だいいち、いくらファイルサイズがでかくなったとしても、ファイルの保管料が
かからない。ということも理由のひとつではあるが....。(^^;)そっちかい!
注)下記のYoutube動画は、音質改善バージョンの「PCM版」に差し替えました。
動画作成時の音楽ファイルをMP3版からPCM版(WAV)に変更し音質改善を
図ってみました。多少ですが、ノイズの減少、平板な音に陰影が付き、より
立体的に、残響音も再現されより自然な音になったように、(主観的には)
思えます。
The SKYLARKS & The Modern Four Beats - 練習風景 PCM版
https://www.youtube.com/watch?v=tPr2FvuQSt8
The SKYLARKS & The Modern Four Beats - 高専祭 PCM版
https://www.youtube.com/watch?v=wPCV2m5QL5k
The SKYLARKS & The Modern Four Beats - 7th Concert PCM版
https://www.youtube.com/watch?v=sskJuQSMSqM
The SKYLARKS & The Modern Four Beats - 8th Concert PCM版
https://www.youtube.com/watch?v=N88aww31Z5Y
The SKYLARKS & The Modern Four Beats - All In One PCM版(上記全部入り)
https://www.youtube.com/watch?v=mMGmjkORhgQ
これよりは、DropBOXで公開したときのオリジナルの弁明文
このようなかたちで、43年前の僕らの悪行が暴かれることになろうとは、全く思いも
よらないことだった。ほんとうに顔から火を噴くような思いで恐る恐る再生してみて、
その瞬間、これは闇から闇に葬られるべきカセットテープだと、本気で思った。
しかし、あの『時間』を共有したSKYLARKS(大分高専軽音楽部)や「JAZZ喫茶ごっこ」
に奔走してくれた8期4年電気科のメンバーの共有財産でもあると思いなおし、曲ごとに
切り分けたり、曲名を調べなおしたりしながら聞き進めるうちに、いくつかの、とくに
愛すべき曲があることに気が付いた。そのうちの、とりあえず2曲を紹介する。気に入
ったら一番下の方にあるURLから【全曲】を聴いてみるのも、いい暇つぶしにはなる
と思う。ただし、耳や神経を病んだとしても、その治療代について、当方は関知しない。
注)MP3の方がブラウザー上で手っ取り早く再生可能です。ALACの方は音質が良い
けれど、いったんダウンロードしてWindows10であればGrooveミュージック
などのツールを使って再生(開く)しなければならないという不便さがあります。
尚、下記のURLにアクセスしたとき「DropBoxにアカウントを作成してください」
と表示されても、「今は作成しない → 表示を続ける。」を選んでも再生に影響は
ありません。(MP3の場合)
8th 定演の2ndステージの4曲目「When a Man Loves a Woman(男が女を愛するとき)」
When a Man Loves a Woman(男が女を愛するとき) (MP3)
When a Man Loves a Woman(男が女を愛するとき) (ALAC)
When a Man Loves a Woman(男が女を愛するとき) (YouTube)
アルトサックス2本の掛け合いで進行する形の曲。決して演奏は完ぺきではなかったし、
音もきれいではなかった。ハイノートにチャレンジして音に詰まったところもあった
けど、当時18歳の僕らは精一杯、思いのたけをこの曲にぶつけた。
先にアドリブソロを取り音に詰まるのが私です。パラパラパラとテーマに沿って
オブリガードを盛んに入れているのが友人のK。
今から考えれば幼稚な演奏かも知れないが、当時は今のように音楽が、ましてやJAZZが
どこでも聞けるという環境ではなかった。JAZZの教則本や音楽教室がふんだんにあったり、
基礎から音楽理論やコードやモード奏法なんてのを教えてくれるような人もいなかった。
JAZZ喫茶に入り浸り、せいぜいコーヒー1杯で半日ねばって自分の耳で聞いて雰囲気
を覚える。そういうのがせいぜいだったんだ。特にこの大分という田舎ではね。それが
僕らの青春だったんだとも感じている。(『LIGHTHOUSEを覚えていますか?』参照)
もう1曲は、友人Kの素晴らしい演奏を挙げておこう。
7th定演の2ndステージの5曲目「The Shadow of Your Smile(いそしぎ)」
The Shadow of Your Smile(いそしぎ) (MP3)
The Shadow of Your Smile(いそしぎ) (ALAC)
The Shadow of Your Smile(いそしぎ) (YouTube)
【娘たちへあてたメールより】
ひょんなことから、43年前のオヤジたちの青春の記録が出てきました。
友人Kのおじさんが、先輩が持っていたものを預かったそうです。
そして、テープデッキや変換器を購入してWAVファイルに変換してくれました。
顔から火が出るような演奏ばかりですが・・。
ある意味、面白いので、居直って公開(後悔)します。
<<URLの記載、古いURLなので削除>>
お薦めは、Kousensai1とKosensai3です。
高専祭で4年電気課で「JAZZ喫茶ごっこ」をやった時の録音です。
よくまあ、これだけ威勢よく出まかせを(感性に従ってではあるが)
吹けたものだと感心してます。特にkousensai3の「Summer Time」は
いろんな意味で「鳥肌もの」でっせ。
Tenor SaxとFluteを吹いているのが君たちのオヤジです。(当時18-9歳)
AltoとSoprano Saxを吹いてるのが友人Kのおじさんです。(当時18-9歳)
DrumがM先輩(当時21歳?)
PianoがOさん(当時17歳?)
GuitarがK先輩(当時24-5?歳)
BassがKY君 (当時18-9歳)
【全曲】
カセット録音(MP3版) 7th、8th定演と高専祭での「JAZZ喫茶ごっこ」
カセット録音(ALAC版) 7th、8th定演と高専祭での「JAZZ喫茶ごっこ」
当然のことながらMP3版よりALAC版の方が音質が良い。さらに言えば、
BIG BANDの演奏は、音質的には7th,8thの本番よりも「練習風景・・」のほうがはるかに良い。
こちらのほうにSKYLARKSの実力が出ていると思います。本番では異常にあがってしまったり
とてつもなく速い演奏になってしまったり、音程がずれてしまったり、素人らしい間違いが
あちこちに見られます。(「練習風景・・」のテープ発見の詳細は『時の切片』参照)
なお、司会の音声の入ったいわゆる「ノーカット版」は、容量の関係でMP3版にだけ含めた。
フォルダー名「Uncut Version by Stages」の下に各回のステージごとに収められているので
当時の定期演奏会の雰囲気をまるごと味わいたい人はこちらをご利用ください。
【Facebookでのチャットから~「言い訳」あるいは「恥の上塗り」】
・・・さすが、本物は違うよね。でもわしらも、ちょっとだけ近いよね。だいいち、あの頃は
JAZZの教則本なんてのもほとんどなかったし、田舎だからプロの本物の演奏を聞く機会もなか
ったし、ましてや、教えてくれるような人もいなかったわけで。
そんな環境の中で、耳で聞いただけで、JAZZの(真似事だけど、インチキだけど、出鱈目だけど)
本質的な部分を捉えてはいたと思う。Yさんなどの先輩方には到底及ばない技量だし、耳は悪いし、
移調するときなど、音感も頭の回転も悪くてついていけないところもあったし、タンギング一つ
とってものろくてどうしょうもなかったけど、それでもJAZZの芯棒のようなものを捉えて、演ろ
うとしてもがいていたよね。そんな姿が良く出ているのが高専祭とかこのWhen a Manだと思う。
『へたでもいいやん。しかたないやん。とにかく青春万歳や!』最初この8th聞いたとき「わーっ、
また来たこの恥さらし!」と思うたわ。しかし、この曲(When a Man Loves a Woman)を聴いて
全部ひっくり返った。「人生を『肯定』してもいいやん。」とまで思うた。それだけわしにとって
JAZZが大好きなのに、ヘタクソなのがすっごいトラウマだった。43年間。すっごい重荷だった。
自分がどんな演奏をしているのか聞いたことがなかったから、とんでもなく、そしてどうしょうも
ないヘタクソなことをやってしまったという自責の念というか罪の意識に苛まれていたんやと思う。
それがこの演奏聞いて吹っ切れたんや。「ヘタクソでも萎縮せんと、ちゃんとブチかましとったん
や!」とね。
そやなあ。譜面に書かずにアドリブをやってるんやという変なプライドがあって、譜面どおりに
ソロをすることをなんか馬鹿にしてたような気がする。譜面どおりもできんかったらアドリブ
なんかできるわけないのに。。。
でもね、高専祭の時のような自由なジャムセッションを繰り返してたら、それなりに出来るように
なってたかも。昔の人はやっぱり耳で覚えていったんやない?(ほぼ天才に近い人たちだろうけど。)
威張るつもりなんて毛頭ないんだけど、卑下する必要もないと思うたで。
つづく(かもしれない)