たった今、調べ続けていた「Roon」で「TIDAL」のMQA音源を再生することに成功したところ。
詳しくは、ここで、とても語りつくせるものではないが。強調したいのは「Roon」が決して「Foobar2000」や「iTunes」の同類にすぎないという考えは捨てて、新たな「音楽体験」をもたらす、「膨大な音楽データベース付きの音楽再生システム」と言えば、多少は理解してもらえるだろうか。
Googleで「Roon」を検索してみて欲しい。2016年ころからオーディオ専門家の話題とするところとなり、今では音楽再生のパラダイムシフトをもたらすものと捉えられている。
TIDAL抜きの状態で、既存のiTunesやFoobar2000のミュージックライブラリのみを再生していたが、CD音源なのに音が心地よいし、また、そのような選曲を勝手にしてくれる。私のライブラリは60%がJAZZ、残りがClassicと日本のPOPsといったところなのに、立て続けにClassicのみがかかる。
ン十年も前に買ったCDの忘れていたような曲が、ハッとするような煌めきをもって再生される。一例が、Deutche Gramophonから出ている「Bernstein & Wiener Philharmoniker, Gidon Kremer (violin), Mischa Maisky」の演奏した「Brahms Violinkonzert Doppelkonzert」というアルバムだ。iTunesによれば、1999年の録音らしい。これが、こんなに美しいバイオリンの独奏曲って、自分が持っていたかな?と思えるような、見違えるほどの音楽性というか、彼の「天才性」を感じさせるような「音楽」として「蘇った」のである。
この感動は、ぜひご自分で体験してみて欲しい。自分の環境は、2009年製のマウスコンピュータの安いゲームマシン(最初はVistaだったかな、それをWin7→Win8→Win8.1→Win10へとOSをアップグレードしてきた旧式マシン、C:ドライブだけはSSDにしてある。)に、DenonのUSBDAC、DA-300USB。
オーディオアンプはSansui AU-α607NRA、ヘッドホンは、ころころと取り換えるので一定していないのだけど、その時は、SonyのMDR-Z7だった。(MDR-1000やMDR-1Aも使う。)いずれにしても、大して値の張るようなオーディオシステムではない。
Roonは年間使用料が、119$/Year。 TIDALは、19.99$/Month。
この他に、Tunnel BearというVPNソフトの使用料が必要になる。
TIDALは日本ではまだ、リリースされていないので、アカウントが取れないので致し方ない。
Grizzlyで、$5.00/month ($59.99 for 12 months)。
「Roon+TIDAL」でMQAのハイレゾ再生を行っているところの図を添付しておこう。みなさん、興味を持たれたら、ご自分であれこれ調べてみるのも一興ですぞ。
訂正:
『「Roon」は年間使用料が、119$/Year。 「TIDAL」は、19.99$/Month。この他に、Tunnel BearというVPNソフトの使用料が必要になる。TIDALは日本ではまだ、リリースされていないので、アカウントが取れないので致し方ない。Grizzlyで、$5.00/month ($59.99 for 12 months)。』
と書いたが、Tunnel Bearの使用は、「最初にTIDALのアカウントを取得するときだけでいい」ことが分かった。いったんアカウントが取れてしまえば、VPNなしで日本からアクセスできることを確かめたからだ。では、最初のアカウント取得の時はどうするのかというと、Tunnel BearのLittle Bear(Free)を利用すればいい。これで年間6,000円が節約できるので、毎月の出費は約30$という事になる。およそ、3,300円くらいかな。しかし、「得られるもの」に比べれば、それほど高いサービスではないと思う。