トウゴクマムシグサ
Arisaema koidzumianum Kitamura
原記載など
S. Kitamura (1941) Acta Phytotax Geobat. 10: 190 -オオミミテンナンショウとして
J. Sugimoto Keys Herb. Pl. Jap. 2. Monocotyl.: 242 (1973) - Arisaema japonicum Blume var. brachyspathum T. Koyama トウカイジャトウソウ
Arisaema koidzumianum Kitamura
原記載など
S. Kitamura (1941) Acta Phytotax Geobat. 10: 190 -オオミミテンナンショウとして
J. Sugimoto Keys Herb. Pl. Jap. 2. Monocotyl.: 242 (1973) - Arisaema japonicum Blume var. brachyspathum T. Koyama トウカイジャトウソウ
シイ・カシ帯からブナ帯の林縁、林床に生える。高さ40〜80cm。花期は4〜6月。葉は2個、小葉は7〜17枚で葉軸はよく発達する。花序は葉よりも早く、または同時に咲く。花序の位置は葉面より高いか同じである。仏炎苞は紫色または緑色、口辺は少し反曲して耳状となる。付属体は円柱状で、先端は光沢がある。果実は11月頃赤熟する。
よく似たカントウマムシグサA. serratumとは仏炎苞がやや小さく、花序の付属体がより細く光沢があること、さらに花の位置が葉面の上にくることで区別できる。
分布:本州(宮城県〜関東中部、長野県、富士山周辺、静岡県西部〜愛知県、鈴鹿・養老山脈)
この辺りの個体群は開花が早い 2018.4.2 静岡県浜松市
2018.4.2 静岡県浜松市
光沢のある花序付属体 2015.5.1 静岡県小山町
花序は葉より先に開く
2015.5.1 静岡県小山町
群生するトウゴクマムシグサ 2018.4.20 静岡県小山町
静岡県と長野県では偽茎などの形状が異なっている
群生するトウゴクマムシグサ 2014.5.23 長野県塩尻市
静岡県と長野県では偽茎などの形状が異なっている
©2016 K.Hoshiyama