本州の飛騨山脈と白山の亜高山帯の林下に生える。高さ15〜30cm。花期は5〜6月。葉は1（〜2）個で、小葉は5〜7枚。葉軸はほとんど発達しない。花は葉より先に開く。 花茎は葉柄より短く、仏炎苞は葉の下になる。ハリノキテンナンショウA. nikoense subsp. alpicola はカミコウチテンナンショウに似るが、仏炎苞がより小さく、花序付属体も円柱状で細い。

分布：本州（長野・岐阜・富山・石川・福井県）

ユモトマムシグサには亜種レベルではオオミネテンナンショウA. nikoense subsp. australe、ハリノキテンナンショウA. nikoense subsp. alpicola 、カミコウチテンナンショウA. nikoense subsp. brevicollum の3種がある。また、ユモトマムシグサ群には変種レベルでヤマナシテンナンショウA. nikoense subsp. nikoense var. kaimontanum が記載されている。

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