オドリコテンナンショウ
Arisaema aprile J.Murata
原記載など
J. Murata (1983) J. Jap. Bot. 58(1) : 29-32
S. Serizawa (1986) J. Jap. Bot. 61(1) : 28-29
Arisaema aprile J.Murata
原記載など
J. Murata (1983) J. Jap. Bot. 58(1) : 29-32
S. Serizawa (1986) J. Jap. Bot. 61(1) : 28-29
ブナ帯林下に生える。 高さ15〜30cm。花期は4〜5月、花序が先に展開する。葉は2個でほぼ同じ大きさ、葉身は5小葉で葉軸はほとんど発達しない。花序柄の開口部は襟状に開出する。仏炎苞は緑色で白条は目立たない。花序付属体は淡緑色で円柱状。
分布:本州(静岡県・神奈川県)
従来、ユモトマムシグサ群であったが、偽茎の開口部が反曲して襟状になる点で、開口部が密着するユモトマムシグサA. nikoenseとは明らかに異なり、さらに全体に小型で、葉軸もやや発達するなどの点から種の階級で区別され、さらに最近の核DNAのITS領域を用いた系統解析の結果、ユキモチソウ群となった。
2014.4.16 静岡県
開花初期 2014.4.16 静岡県
2014.4.16 静岡県
開花初期 2014.4.16 静岡県
開花終了後の葉の形状 2015.6.1 静岡県
©2016 K.Hoshiyama