カントウマムシグサ
Arisaema serratum (Thunb.) Schott
原記載など
H.W.Schott & S.L.Endlicher (1832) Melet. Bot.: 17
和名について
テンナンショウ属の中でも長い間混乱している種である。仏炎苞が紫色系をムラサキマムシグサ、緑色系をカントウマムシグサとしていたが、「改訂増補牧野新 日本植物図鑑」(小野・大場・西田 1989) でテンナンショウ属を邑田仁が担当し、A. serratumの和名をカントウマムシグサとして以来、仏炎苞の色の違いで呼び分けるのもそぐわなくなってきたので、ここでも和名はムラサキマムシグサからカントウマムシグサに変更する。