ヒガンマムシグサ
Arisaema aequinoctiale Nakai et F.Maek.
原記載など
E.Maekawa (1932) Bot. Mag. Tokyo 46: 561-562
Arisaema aequinoctiale Nakai et F.Maek.
原記載など
E.Maekawa (1932) Bot. Mag. Tokyo 46: 561-562
照葉樹林や落葉樹林の林下、林縁に生える。高さ30〜60cm。花期は3〜4月。花は葉より先に開くいわゆる早咲きタイプである。葉は2個、小葉間は葉軸がやや発達し、小葉は7〜13枚。仏炎苞はミミガタテンナンショウ A. limbatum に似るが、ミミガタテンナンショウ より小さく、色は薄く紫褐色から黄褐色で、筒部口辺の耳垂れも小さい。花序付属体も小さく円柱状である。
邑田(2011,2018)ではヒガンマムシグサは房総半島産のいわゆるヒガンマムシグサ A. aequinoctiale にヨシナガマムシグサ A. undulatifolium var. yosinagae とハウチワテンナンショウ A. stenophyllum の2種を合わせたものとしているが、ここではそれぞれ別の分類群として扱う。外部形態を見るとヨシナガマムシグサやハウチワテンナンショウよりミミガタテンナンショウA. limbatum に似ている。
分布:本州(千葉県房総半島)
*ヒガンマムシグサ、ヨシナガマムシグサ、ハウチワテンナンショウおよびウワジマテンナンショウの分布位置はヨシナガマムシグサのページに載せた。
2018.4.5 千葉県勝浦市
道路ぎわに群生(開花末期) 2018.4.5 千葉県勝浦市
仏炎苞 2018.4.4 千葉県鴨川市
斑入りの葉 2018.4.4 千葉県鴨川市
©2016 K.Hoshiyama