ナガバマムシグサ
Arisaema undulatifolium Nakai subsp. undulatifolium
原記載など
T.Nakai (1929) Bot. Mag. Tokyo 43: 539-540
Arisaema undulatifolium Nakai subsp. undulatifolium
原記載など
T.Nakai (1929) Bot. Mag. Tokyo 43: 539-540
別名:ナミウチマムシグサ
山地の林下に生える。高さ10〜35cm。花期は3〜5月。花序は葉より先に開く。葉は2個でほぼ同大、小葉は9〜21枚で幅は狭く、葉軸はほとんど発達しない。しばしば葉の中脈に白班がある。仏炎苞は紫褐色から黄褐色で、口辺はやや狭く開出し、舷部先端は前に曲がる。付属体は円柱状。
分布:本州(伊豆半島)
ナガバマムシグサの亜種にはウワジマテンナンショウA. undulatifolium subsp. uwajimens がある。さらに変種としてはヨシナガマムシグサ A. undulatifolium var. yosinagae があるが、こちらは邑田(2011,2015、2018)では認められていない。
2014.4.10 静岡県伊豆市
2014.4.16 静岡県伊豆市
開花初期 2018.4.12 静岡県伊豆市
熟した実 2017.11.27 静岡県伊豆市
ナガバマムシグサ(ヒガンマムシグサ)群の果実熟期は一般的に7〜8月であるがナガバマムシグサは一番遅く、他の分類群とほぼ同時期となる。
2014.4.16 静岡県伊豆市
2014.4.16 静岡県伊豆市
2014.4.16 静岡県伊豆市
©2016 K.Hoshiyama