1)活動日程 2024年11月1日(金)~11月4日(月) ※4日は移動日
2)活動場所 能登の國・輪島 重蔵神社近辺
3)活動内容 豪雨被害による泥かき作業、がれき撤去作業、避難所等支援、その他被災地ボランティアニーズ対応など。
4)活動人数 学生6名、教職員1名 合計7名
・能登半島でのボランティア活動を通じて、復興支援の現場に立ち会い、地域が抱える深刻な課題と地元の方々の温かさに触れることができました。活動では、泥かきや物資の仕分けなどを行いながら、被災者や一緒に活動するボランティアの方々との絆を感じ、助け合いの精神がいかに大切かを実感しました。
その一方で、被災地の復興はまだ道半ばであり、物資や人手、重機などが大きく不足している現状や、行政の対応が行き届いていないという課題も痛感しました。特に、救援物資がすぐに届かない問題や、支援体制の不十分さから、緊急時により迅速で柔軟な対応ができるよう制度の見直しが求められていると感じました。また、現地で必要とされているのは飲料水や食料、防寒具などの基本的な生活必需品であることも知り、こうした情報を広く発信する重要性を確認しました。
今後、若者の力で、SNSなどを通じて地域の魅力を発信し、人々に能登半島への関心を持ってもらうことが必要だと考えます。さらに、地域の文化や温かさといった「心の復興」にも貢献したいと強く思いました。例えば、地元の特産品や飲食店を紹介することで、観光を通じて地域経済を支援することも一つの方法だと考えています。本当に心が痛み、この現状を早く復興させたい助けたいと強く感じました。
グループのみんなはとても優しく、コミュニケーション能力が高く、すぐに仲良くなることができました。良い関係を築くことができたのではないかと思っています。これからも多くの場面でお世話になると思いますので、この縁を大事にして自己成長に繋げていきたいです。(生命科学部生物資源学科 Aさん)
・とても有意義な時間だった。当事者の方から話を聞くことができて良かった。また、被害状況もネットでみるより実際に見たほうが現状をより知ることができたと思う。これからどのような支援をしていけるかを検討していきたい。(社会学部社会福祉学科 Kさん)
・3回目の活動だったが、その日ごとに活動内容が異なり、ニーズにあった活動をする必要があると考えた。また、地震被害の象徴ともいえるビルが今回の活動中にやっと解体準備がされていて、復興が進む様子を感じとることができた。しかし、進むとはいえ復興に遅れがある事は事実であるので、ボランティアとして復興のために少しでも力になれるよう考えていきたい。(文学部史学科 Iさん)
・今回の活動を通して地震による被害だけでなく、大雨による被害を目の当たりにしました。地震による被害の時と、大雨による被害との時で必要とされている支援物資、支援活動が違うことをわかっていたつもりでしたが、理解が足りていなかったことを実感しました。支援物資の整理をしていく中で、企業がまとまった単位で支援物資を送るのがいいのではないかと思いました。保存場所や、保存期間といった制約があるため、継続的に一定の量を送るといった支援方式が1番良いことに支援物資の整理を行う中で気がつきました。また、能門さんのお話を聞く中で行政に対する不信感がつのりました。寄付をする際に行政に寄付することが多いと思いますが、適切で効果的な支援を行う使い方をしてくれるところに寄付するべきだと思いました。高山先生が何度も言われていた能登にお金を落とすことが支援になるという言葉が印象に残っており、能登に行く際には積極的に飲食店に行こうと思いました。(生命科学部生命科学科 Mさん)
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