「能登の自然は美しく、食べ物も美味しく、みなさんの人柄も親しみやすく適度にさっぱりしていて、方言も心地よかった。人々がこの土地で暮らし続けたい、留まりたいと思うのは至って自然なことであると思った。」
「“復興”は、その地域の伝統や暮らしや人々の想いを大切にすることや想いを繋げること、前に進もうとする人々のサポートをすることの積み重ねであることを知った。」
「子どもとの水遊びがとても楽しかった。スイカ割りもして夏を感じた。ボランティアに来たのに、遊びにきたみたいになってしまってこんなんでいいのかな?と感じていた。しかし、「日常を体験していっしょに楽しむのがボランティア」と他のボランティアの方から聞いて、今までのボランティアのイメージが変わった。」
「4歳くらいの重機が好きなこどもがいて、一緒に積み木を解体する遊びをしていたのだが、重機の使い方がリアルで、遊びの中に日々の学びが垣間見える場面があったのが驚きだった。」
「特に地域に根付いた祭りに関われたことは、本当に貴重な経験になった。丸2日間の祭り準備、交流、実施の中に、能登の人々の生き方が凝縮されていたように思う。祭りを通じて能登の人達の考え方と今の気持ちを共有できたのではないかと思う。」
「昨年度も富来放課後児童クラブに来たことから、子ども達の特徴や性格を把握していて、細かいことまで分かっているから、継続的に来てくれて嬉しいとの声を頂いた。このことから、子どもの現場では、子どもとの信頼関係構築のために継続的に支援していく人を求めているのだと感じた。」
本学は、2024年1月1日に発生した能登半島地震の復興支援活動を継続的に行ってまいりました。被災地では生活再建に向けた取り組みが続けられていますが、発災から1年半が経過した現在も、人手や資源の不足が大きな課題となっています。
そこで本学は、短期的な支援にとどまらず、能登半島地域の持続可能な復興を目指し、地域との継続的なつながりを築くため、総勢72名による活動を実施しました。
今回の活動では、アカペラサークル「hum」が学童や被災された高齢者の方々を訪問し、能登半島内の複数の会場で演奏を披露しました。音楽を通じて人々に元気を届ける姿は、支援活動に新たな広がりをもたらしました。また、七尾調査コースでは、能登支援団体「青いビブス」のメンバーや高山直樹室長(福祉社会デザイン学部教授)とともに市内で調査を行い、今後東洋大学としてどのような形で地域に貢献できるかを検討しました。
珠洲・輪島コース①~⑧
2025年8月6日(水)~9月14日(日)
重蔵神社、珠洲市宝立町春日野祭り、他
志賀・輪島コース①~③
2025年8月6日(水)~8月27日(水)
阿岸第一団地、杉平第一団地、志賀放課後児童クラブ、富来放課後児童クラブ、重蔵神社、他
七尾調査コース
2025年9月4日(木)~9月7日(日)
七尾市役所、七尾市崎山地区、他
humコース
2025年8月18日(月)~8月21日(木)
志賀放課後児童クラブ、富来放課後児童クラブ、町野児童クラブ、ふれあいプラザ(鵠巣)、大屋児童クラブ、三井児童クラブ、もんぜん児童クラブ、他
学生 55名 教職員 17名 合計 72名
能登の國・輪島 重蔵神社
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
輪島復興支援団体リガーレ
輪島市支援調整窓口 ピースボート
日本財団ボランティアセンター