赤羽台×衣類=世界へ

2024.3.1

東洋大学SDGsアンバサダーは第7回赤羽台祭において、ユニクロ・ジーユーの衣類回収を実施し、持参した衣類の背景にあるものについての認識を共有することを目指しました。会場に掲示した資料はこちらからご確認ください。

アンバサダーの掲げた目標

当日集客数

773名

衣類回収

210枚

活動成果

東洋大学SDGsアンバサダー赤羽台チームメンバー(以下、赤羽台アンバサダー)が、SDGs目標12番目の「つくる責任 つかう責任」に着目し、大学生としての自分たちが何かできることがないかと考えていたところ、赤羽台キャンパスの近所に「UNIQLO」の店舗があり UNIQLOで行われている衣類等のリサイクル活動について、大学と企業と連携した形で、生産と消費の視点からSDGsの普及啓発や推進をしたいとの強い思いの下、店舗を訪れて今回の企画を立ち上げた。

活動内容は以下のとおりである。

1)株式会社ファーストリテイリングとの交渉

UNIQLOやGUを経営している株式会社ファーストリテイリング担当者との間でメールでの連絡や対面・オンラインでの打ち合わせを重ねて大学祭期間中に、赤羽台アンバサダーを中心に、学内者や学外・地域の方に向けて、不要な衣類(UNIQLO・GUに限る)のリサイクルを行い、回収された衣類はファーストリテイリング社を経由して、難民等に届けることによって、難民等への支援を図ることにした。

2)事前学習の実施

大学祭での回収活動に向けて、赤羽台アンバサダーは、まず自分たちが生産と消費について学ばなければいけないと考え、UNIQLOの担当者をお招きして、事前講座を実施した。
講座を通して、社会における需給と供給、物流のプロセス、アパレル業・ファッション産業の現状と課題など、マクロな面からSDGs12番目の目標「つくる責任 つかう責任」に対する理解を深めることができた。
さらにより一層UNIQLO等で行われている衣類回収活動の意義や企業が行う社会貢献の意義を理解したとともに、自分たちがSDGsアンバサダーとしての意識、活動を行う意欲が高まった。

3)大学祭本番の前に大学祭の宣伝を含めて、白山キャンパスと赤羽台キャンパスで事前回収を実施

白山キャンパスでは、ボランティア支援室を通常の回収会場としたほかに学生部の協力のもと、昼休みの時間で「出張回収」を行った。
赤羽台キャンパスでは、ボランティア支援室分室を主たる回収会場とし、赤羽台事務課の協力のもと、 WELLB-HUB2(福祉デザイン学部)とINIAD-HUB1(情報連携学部)において、掲示板やデジタルサイネージでのチラシ掲載、 WELLB-HUB2入り口での回収ボックスを設置することができた。

また、赤羽台アンバサダーは各自所属するゼミ等で積極的に活動を宣伝し、回収活動への協力を呼びかけた他、教員の協力により授業内での宣伝活動をする等、赤羽台アンバサダーリーダーは限られた時間で自身たちの活動の内容と意義を学生に伝えることができた。

さらに、赤羽台キャンパス周辺地域の方々に対してヌーヴェル赤羽台自治会の協力をいただき、団地内で広報活動をすることができ、大学祭や本企画の周知と宣伝を行った。

4)大学祭本番

大学祭2日間の本番回収活動では、少人数のアンバサダー体制に対し、多数の来場者がお見えになった。赤羽台アンバサダーにとって初めての学祭活動であったため、緊張や混乱の様子もあったが、リーダーを中心に、メンバー同士で役割を分担して、来場者への対応を行った。
会場に展示した資料を基に本企画の趣旨を誰にもわかりやすく説明し、来場者が持参した衣類を正確に登録することで、事前講座で学んだ知識や自分たちの活動の思いを来場者に伝え、来場者へアンバサダーの活動やSDGs12番目の目標への理解を図った。
実際に、学内者だけでなく、北区の住民等地域の方も多く来場し、事前の周知や宣言の効果がみられた。

赤羽台アンバサダーは、本企画だけでなく、アンバサダー全体の活動の展示やSDGクイズを行うことで、来場者にアンバサダーの認知、SDGsの普及啓発を図った。赤羽台アンバサダーは、来場者との交流の中で、コミニュケーションスキルが鍛えられたとともに、改めて自分たちの思いを多くの人に共有することができ、活動として具現化されたことに自信をもつことができた。

衣類回収活動に参加された方へのアンケート結果では、本企画への満足度について、8点以上(10段階評価)の回答が84%であった。学内の教職員や学生だけでなく、地域の方からも好評が得られた。特筆すべきこととしては、UNIQLOが行っている衣類寄付活動についてそれまでに知っていた方は、参加者のうち53%にとどまっていたが、今回の赤羽台アンバサダーの活動を通して、より多くの人に衣類回収・難民寄与活動を知ってもらうことができた。

5)衣類送付

大学祭終了後に、赤羽台アンバサダーは回収された服の整理等を行い、合計210枚の服をダンボールにきれいに包んだ。高山直樹先生のゼミ生の協力をいただき、赤羽台駅前のUNIQLOに運び、UNIQLOを通して、のちに難民等に寄付し、活動の円満な終了を迎えた。

一方で、赤羽台アンバサダーは前後にわたって約3ヶ月間の活動への振り返りを行い、不足を反省したが、アンバサダー間の関係性がより一層密に築かれたことに気持ちの共感をした。何より、東洋大学SDGsアンバサダーとして企業と連携できたことに誇りをもつことができた。

赤羽台アンバサダーがSDGs12番目の目標である「つくる責任 つかう責任」に焦点をあてて立ち上げた本企画は、それだけにとどまらず、回収された衣類を難民等への寄付によって、SDGs1番目の目標「貧困をなくそう」への貢献もできた。

また、赤羽台アンバサダーが企画実施において、学内外において多くの方と話し合いや連携を進めていった中で、17番目の「パートナーシップで目標を達成しよう」も実際に経験することができた。

赤羽台アンバサダーは、本企画の成功にとどまらず、次年度以降UNIQLOとの定期的な連携も視野に入れておきながら、今後より多様な活動・企画の実施に今回の経験を活かしていきたいと考えている。

共催・協力

株式会社ファーストリテイリング
ヌーヴェル赤羽台自治会
社会学部 林大介非常勤講師
高山直樹先生ゼミ

ご協力、誠にありがとうございました。

2023.10.6

第7回赤羽台祭において、東洋大学SDGsアンバサダーがユニクロ・ジーユーの衣類回収を実施します。

SDGsアンバサダーは、ユニクロ・ジーユーの「不要になった服を難民・国内避難民へ寄贈する」取り組みに共感し、集めた衣類をユニクロ・ジーユーへ受け渡します。
ぜひご不要になった衣類をお持ち寄りください。

皆様にユースのプロセスに関わっていただき、私たちの作った展示等を通じて、持参した衣類の背景にあるものについての認識を共有していくことを目指してまいります。

ほかにも、楽しいカードゲームやこれまでの活動をまとめた掲示が盛りだくさんです。
私たちのブースへ是非お立ち寄りください!

日時:2023年11月4日・5日 午前10時~午後6時

場所:東洋大学赤羽台キャンパス WELLB HUB-2 2F 20208教室

企画・運営 東洋大学SDGsアンバサダー

※事前回収は本学学生のみ実施いたします

●赤羽台キャンパス 終了しました

曜日:火・金 
時間:9:30~17:00
回収場所:赤羽台ボランティア支援室(WELLB HUB-2 5F)

●白山キャンパス 終了しました

曜日:平日
時間:9:30~18:00
エクステンション課(甫水会館1F)

※11時半~13時頃まで出張回収をします。(予定)
10/10~13・10/16~20 1102教室前
10/23~27       学生部前

赤羽台×衣類=世界へ(学内).pdf