第1クール

活動概要

日時:2024年3月11日~12日

参加者:本学職員1名 学生3名

1日目は一般ボランティアの方と合同で、民家の裏山にある倉庫の瓦礫撤去を行いました。その場所は地形上傾斜がある土地の為、重機が入れない状態になっていました。倉庫は全壊し、家屋が土砂や竹、木々複雑に重なりあっており、撤去に想定以上時間がかかりましたが、47人体制で全体の8割ほどの瓦礫を撤去しました。
2日目は民家の倉庫内の瓦礫運搬を行いました。1日目と比較すると運搬量は少なかったのですが、高齢者お1人では撤去不可能な量でした。この日はボランティアセンターのリーダーが運搬の仕方など、丁寧に教えてくださりました。
この2日間を通して、ボランティアセンター職員の方には朝早くから様々な準備をしてくださり大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます

感想

私自身、震災は記憶でなく記録でしかないものでしたが、今回のボランティアを通してメディアだけでは伝わらない情報にたくさん触れさせていただき、自分にとって震災というものが記憶に深く刻まれることとなりました。
特に強く感じたのは人手の必要性です。重機を使っての作業はあるとはいえど、まだまだ地震の被害で入れない場所や機械を使用する優先順位は低いものの復元しなければならない状態などを目の当たりにし、人手がまだまだ必要だと強く感じました。

初めて災害ボランティア活動を経験しました。特に印象に残ったのは1日目の、民家の裏山にある倉庫の瓦礫撤去でした。私は最上部の瓦礫が山積みになっている部分から瓦礫を分解し、下にいる人に渡す役割を担ったのですが、ニュースやSNSで見た以上に損壊が激しく、様々なものが複雑に重なりあっていました。その大半は協力して片付けることができましたが、47人がかりで1日作業しても終わらなかったことには驚きました。
中学生や高校生から高齢者まで、幅広い年齢層の方々が活動に参加されていましたが、どなたもいち早く復興できるよう、一心不乱に取り組んでいたのが印象的でした。
今回、家が全壊しているのに、未だに撤去作業が全くできず、公共施設で避難生活を強いられている現状を知りました。また次の機会があれば進んで参加し、少しでも役に立ちたいとボランティアを通してより強く考えました。

金沢駅に到着し周辺を歩いただけでも、地盤が崩れていることを確認できた時は驚きました。実際に志賀町での被害を間近で見た姿は震災から2か月程しか経っていないことを実感しました。このような復興ボランティアは初めてでしたが少しでも貢献できたことに嬉しく思います。