東洋大学では、能登半島地震や豪雨による被災地支援として、学生・教職員あわせて延べ220名が179日間にわたり現地でボランティア活動を行いました。
その中心となったのが、学生団体 「NOTO×TOYO 青いビブス」 です。現地での活動を通じて出会った方々とのご縁を、「行って終わり」ではなく、継続的なつながりとして大切にしていきたい――その想いから、「文通 絆 プロジェクト」が立ち上がりました。
「文通 絆プロジェクト」は、能登でのボランティア活動を通してつながりが生まれた方々と、東洋大学の学生が手紙を通じて心の交流を続ける取り組みです。仮設住宅での暮らしや復旧活動を支える日々の中で、学生との会話やふれあいを通じて生まれたご縁を大切にし、継続的にやりとりを行っています。
手紙を交わしているのは、
・仮設住宅にお住まいの方
・ボランティア活動で学生と出会った方
・被災地と学生とのつながりを大切にしたいと感じた方 などです。
学生たちは、直接現地に足を運ぶことができない期間も、手紙という温かな手段を通じて、「誰かとつながっている」という安心感や励ましを届けられるよう努めています。この活動を通じて、「行って終わり」ではない関係性を築くこと、そして日々の暮らしの中で互いに寄り添う交流を育むことを目指しています。
・「誰かとつながっている」という安心感
・被災地支援を一過性にしない関係づくり
・日々の生活の中で育む、ささやかな思いやり
実際にいただいたお手紙の中には、“心和む温かいお便りを本当にありがとう”、“皆様の一生懸命に頑張っていたお姿を思い出して涙がこぼれました”といった声があり、私たちはこの活動の意義を改めて実感しています。このプロジェクトは、石川県が掲げる「関係人口」の創出にも貢献する新しいかたちの支援活動です。
現在、文通を希望された方に向けて、学生たちが順次、心を込めたお手紙をお届けしています。皆さまとのあたたかな交流が、私たちの力となっています。
「東洋から能登へ、復興の輪を広げよう」を目標に掲げ、継続的・効果的な支援を行なっていく団体です。青いビブスには、「能登と共に」という想いが込められています。