活動場所:阿岸第一団地、重蔵神社、富来放課後児童クラブ、志賀放課後児童クラブ、住吉神社
活動内容:仮設住宅に住む方と交流会、学童保育補助、お神輿の移動、インスタントハウスの移動手伝い
▼学生感想一部抜粋
・行政もやらなければならないことが多く手が回っていない様子もわかり、各自で道具を準備して休みを返上で取り組むなどしないと、ここまで個々に寄った細かい活動は難しいということを感じた。その中でボランティアがなぜ必要なのかということも感じることができたし、長い間活動できなくても小さな活動でも力になっている様子を見ることができた。
・たまたまなのかもしれないが能登は天気が変わりやすくそれが美しくもあり、復興を妨げている要因でもあると思った。また黒い瓦や田園、近い海、山の中を走る細い道など能登を能登たらしめるものたちが被害を大きくしまったように感じた。今後復興していくにあたって、これらの要素を残しながらどのように災害に強い街にしていくかとても難しい問題である。ただそこに暮らす人々の表情は明るく、能登で生活を続けていくという強い意志を感じた。能登の自然は美しく、食べ物も美味しく、みなさんの人柄も親しみやすく適度にさっぱりしていて、方言も心地よかった。人々がこの土地で暮らし続けたい、留まりたいと思うのは至って自然なことであると思った。
・私が参加したクールはどの場所も復興が進んでいるというのは共通していたが、その程度が異なっていた。以前のような生活を取り戻しつつある人といまだ震災当時の状況のままな場所の両方を見ることができ、どちらか一方を見るよりも揺さぶられたように思う。仮設住宅に暮らす人や子どもたちからは被災したという悲しみではなく、自分たちの手で日常を取り戻した覚悟やパワーを感じた。災害の恐ろしさと同時に人の力強さを感じることができた5日間でもあった。本来の私はボランティアに積極的に参加するタイプではなく、インドアで家にいることが多く、出かけてもすぐ帰りたくなってしまうのだが、そんな私でも能登が心地良すぎて帰りたくなくなってしまった。景色や食べ物、人など素晴らしい資源に溢れた能登は必ず復興できると思った。今後チャンスがあれば絶対に再訪したい。再び能登の人たちと一緒に復興について考える時間を過ごしたい。
活動場所:輪島復興支援団体リガーレ、杉平第一団地、重蔵神社、富来放課後児童クラブ、志賀放課後児童クラブ、住吉神社
活動内容:木の伐採・運搬、お祭り後の片付け、草むしり、学童保育補助
▼学生感想一部抜粋
・子どもたちと接する機会があまり無かったので、久しぶりに元気なパワーをもらえてすごく楽しかったです。知らず知らずのうちに自分はつまらない大人になっていたのだと実感しました。自分の思い通りに行かなくても切り替えて次の遊びに移る子、みんなでこれやろうあれやろうと舵を切ってくれる子など十人十色で、子どもだからといって侮らず、それぞれが一人の人間として立派な存在であると考えさせられました。
・学童は普段、現場の先生方で運営されていますが、学生がそこに携わることで、先生方の負担軽減となるだけでなく、児童に新たな刺激を生むことが出来ることを実感し、先生方からも同様のお話をいただけたことで、こうした活動の重要性を感じることが出来ました。
・想像していた災害ボランティアは、瓦礫の撤去など体力的な支援だけだと思っていましたが、人々の聞き役になったり、繋がりを持つことなど、その小さくても支援者として1歩踏み出すことの勇気が大切であると感じました。そして、今回の活動1回で終わるのではなく継続的に支援していきたいという気持ちが芽生えました。被災地に行かなくてもできる支援をすることもその一つだと知ることができたので、できることからまた始めたいと思います。
・空き地での作業だったので、綺麗になった空き地に東洋大学輪島キャンパスを作ったらどうだ、と温かく面白く話しかけてくださいました。
・羽田空港から小一時間で到着出来る距離にある能登は、まさに「隣人」という表現がふさわしいエリアであると思いました。
活動場所:輪島市町野町大川、輪島市下山町、富来放課後児童クラブ、志賀放課後児童クラブ
活動内容:床下泥だし、家財出し、学童保育補助
▼学生感想一部抜粋
・まず初めに、能登行きの飛行機に乗った時点で人の多さに驚いた。今日は輪島大祭があるからだと思う。地元を離れた人たちがお祭りを楽しむために帰省する。また、能登のお祭りを一目見ようと各地から集まってきた人たちなのだろう。能登を思う人口がここまで多いのだと、改めて感動した。被災宅での活動は、正直とても辛かった。床下は人が一人匍匐前進で入れるほどのスペースしかなく、とても息苦しかった。しかし、リガーレの人や、他のボランティアの方々はこのような活動を日々行っていると思うと、不思議とやる気が出た。お互いを励まし合い、なんとか一軒全ての泥かきを終えられた。
・今回支援をおこなったお宅は、輪島市でも豪雨による影響で道が埋もれてしまい崖ギリギリ(山ではなく海側)に迂回ルートが作られたような場所にあった。輪島まで本来は10分で来れたのにも関わらず、今では40分以上かかると仰っていた。また、バスも今は通っておらず、有効な交通手段は車のみで今では救急車もここには来れないと仰っていた。そのため、周辺住民はどんどん引っ越してしまい、この先どうしたら良いのだろうと不安に思われている様子だった。 また、お話の中で「自分は今までの人生でボランティアに縁がなかったが、今回の被災をきっかけにボランティアに対する印象が変わり、今では本当に頭が上がらない」と仰られていた。以前はボランティア活動を否定的に見ていたそうだが、自身の被災経験や熱心に活動するボランティアを見て、活動終了時には家主の方の心の底からのありがとう。を聞くことが出来た。このことから、人と人との繋がりは素敵で大切なものであり、それが本気であればあるほど、人の人生の価値観すらも変えることが出来ると学ぶことが出来た。
・昨年度は、子どもたちと学童のおもちゃで遊んだり、お話をしたりする活動がメインで、自ら考えて行動するよりも、誰かに合わせて行動することが多かった。けれど、今年度は学童でのレクリエーションや被災者宅の支援など、自分から進んで行動することができた。最初は初めての人との関わりに不安や緊張があったが、能登半島に住む人のために活動している現地の人と自分と同じ思いで活動している東洋大学の仲間がいると思うと、自分も頑張ろうと1歩を踏み出すことが出来た。この能登半島のボランティアで昨年度以上に自分で考えて実行する力がついたと思う。
・この4日間で昨年度以上に石川県が好きになった。また学童では子どもたちが折り紙をくれたり、帰る際にみんなでドアまでお見送りをして全力で「バイバイ」と叫んでくれたり、自分たちの存在をこんなに喜んでくれる人がいると思うと嬉しかった。学童の先生方からも、昨年度も富来放課後児童クラブに来たことから、子ども達の特徴や性格を把握していて、細かいことまで分かっているから、継続的に来てくれて嬉しいとの声も頂いた。このことから、子どもの現場では、子どもとの信頼関係構築のために継続的に支援していく人を求めているのだと感じた。昨年度とは少し違った視点で能登半島を見て、最初は考えることも多かったが、誰かが喜んだり、感謝を伝えてくれたりする姿を見て、自分がここに来て良かったのだと思えた。まだまだ、中心部以外では復興が進んでいなかったり、目には見えない場所で苦しんでる人がいたり、継続的に関わって行くことが必要だと思った。
・前回の能登ボランティアに比べ、一日中行う仕事が多く充実した4日間を過ごすことができた。肉体労働はかなりきつかったが、まだまだ復興が進んでない家が多くあること、ボランティアさんが一生懸命また住み直せるようにと活動をしていることを知り、自分たちにできることはなんでもやろうと思った。そして継続的に支援したいと思った。私たちと能登の人々は、物理的な距離はあるが、隣人であり仲間であると今回の活動で強く感じたため、利他の精神で今後も活動を続けていきたいと思う。