第33回 優駿という雑誌
皆様は「優駿」という雑誌はご存知でしょうか。胴元様の関連会社が出版している有名な雑誌です。
上質な紙を使い、殆どがカラーページなのにも関らず、700円で販売されております。
寺銭で儲かっているのですから半額の350円でも100円でも良いような気がしますがね。
私は優駿をあまり買いません。月刊誌である以上、どうしても情報が古くなっている点が
気になってしまうからです。こんなに暑い夏真っ盛りに安田記念のレース回顧されてもね。
1ヶ月ちょっと前の事なのに、結構前に感じます。
今回は情報が古いと貶す訳ではありません。かといって回し者でもありませんけど。
情報がどうしても古くなり読み応えがない雑誌が、7月24日発売の最新号だけは読み応えがあります。
ただし条件があります。35歳以上、競馬歴10年以上の方だけが楽しめると私は思います。
優駿は戦前に創刊されて今回が800号だそうです。
記念企画として「未来に語り継ぎたい不滅の名馬たち」という特集をしております。
これが35歳以上、競馬歴10年以上、できれば自分の競馬歴より以前の競馬を
本でDVDで見た、調べた方には絶対に保存版になると思います。
1位から20位までの名馬にかなりの紙面を割いて、戦績やエピソードが紹介されています。
カラーページですしレース写真も数多く掲載されています。
順位に関して、「えっ、なんで」がいくつかありますが、概ね納得できます。ただし上記の条件の方なら。
それとDVDが付いています。中でもディープインパクトの出走レースが収録されています。
見るべきはやはり、若駒ステークスです。私は20年位、競馬を見てきましたが、この若駒ステークスが
一番、衝撃を受けたレースでした。youtubeで荒い画像を見るのならこれでいいでしょ。
1ヶ月前の情報だと読む価値が無いなって思い、10年前の話は読み応えがあるとお伝えする。
どうも矛盾する話ではありますが。でも上記の条件の方ならきっと楽しめると思いますから。
全くもって優駿の回し者ではありません。紹介ですから。
まあ立ち読みで見てください。
2010年7月27日