第14回 天皇賞・春が終わって
本日、2010年5月2日に行われた天皇賞大障害(OP)はいかがでしたか?
私は今まで色々なGⅠ競争を見てきましたが、最もシラけるつまらない天皇賞になりました。
ちなみに私は馬券を一枚も買ってません。買う気になりませんでした。
買ってもいないのに文句言うなと言われそうですが、そこはご容赦を。
負けて悔しさにかまけて言っているわけではない事だけをお知らせしておきます。
※今回も非常に妄想、空想が多くなっております。適当にあしらいながらお読みください。
かつて、天皇賞・春は真の王者を決めるレースだったと思います。
しかし時代は流れ、ステイヤーは淘汰され、同じ競争を5年間にも渡って走り続け、
層が薄くなった時にやっと勝てるような時代になりました。層が薄いのをいいことに、
ゲームの中でもGⅠに出てはいけないレベルの駄馬だけではなく、
絶対に勝てないロバまで出てくるようになったのです。
と、こんなことを前回書きました。
いざレースが始まったら、もっとひどい事になりました。
急遽、出走を決めた馬(リーディングよりお金優先の厩舎所属)が逃げました。
基本的には中距離を使われていた馬の逃げです。3角で潰れるのは目に見えています。
さらに逃げ馬はこれだけです。スローになりそうだと判断すれば
3角から4角での位置取りが勝負の鍵になるのは素人でもわかります。
ある程度、先団にいるか早めに取り付くか、しなければ届かないと思います。
2番手を進んだマイネルキッツは、一番正しいと思います。
中団から3角で先団に取り付いたメイショウドンタクとジャガーメイルも正しいと思います。
長距離を走るレースで後方一気はなかなか決まりません。
障害レースで追い込みは未勝利ではあるかもしれませんが
OPレベルでは前残りがほとんどですよね。
しかし人気だったフォゲッタブルやジャミール、メイショウベルーガ、トウカイトリックは
3角で10番手以下。4角で上がっては来ましたが、絶対に来ることはない位置にいます。
特にジャミールは最後方ポツンでした。
勝負していた方はテレビに後ろ廻し蹴りを食らわしていたことでしょう。
確かに不利(江田、降着の件)はありましたが、
もし不利が無くても後方にいた馬達は、馬券に絡まなかったでしょう。
馬に乗ったこともなく、ましてや、このレースの馬券すら買ってないど素人がぐちゃぐちゃ言うなと
思われるでしょう。おかしな事を書いてるのは承知済みです。
しかしこんなレース見せられて納得はできないでしょう。
出走させてる側はこんなメンバーだったら小銭が稼げるだろって思ってる人間がかなりいただろうし。
調子が悪いけど、遠征が駄目だけど、老齢馬だけど、適距離がわかんなくなっちゃたけど、
ってのばかりだろうし。
騎手はどうせ勝てないから小銭稼ごうって思っているのが、かなりいただろうし。
後ろで走っていて、ちょこっと追えばいいやってのもいるだろうし。(全て、私の勝手な想像ですよ)。
この前の皐月賞と比べてみてください。
とても良いレースでした。メンバーもさることながら出走した馬・騎手に
勝とうとする気持ちが見えてきました。
皐月賞の時は勝とうとしていた馬は推定13頭いました。
今回の天皇賞は推定2頭だったようにしか見えませんでした。
こんな名ばかりの天皇賞でもファンファーレが鳴れば、新聞を思いっきり振って大きな歓声を上げて
絶対に来ない馬に金を賭けてる純粋な方々が沢山います。
お金を増やす為に競馬をやっているはずです。
しかし競馬は圧倒的に負ける人が多いギャンブルです。
負けて喜ぶ方は一人もいないはずですが、
負けたときに納得がいくか、いかないかは重要な事だと思うのです。
負けても良いレースなら、ちょっぴり高い(貸切くらい負ける方もいると思いますが)入場料と思えます。
しかしGⅠというだけで煽るだけ煽って中身のないレースされたら
金返せってなるでしょ。
私は、偉そうな事を言おうとは、全く思っていません。
ただ、みんな騙されて博打を打つなよと言いたいだけです。
だって、町で変な勧誘に連れて行かれそうな人には言っちゃいけませんよって言うでしょう。
雑居ビルに入ったら最期、カラーコピーの絵画を法外な値段で買わされるよって。
怪しい勧誘も怪しい出走メンバーもなんら変わりないことなんです。
どっちも大損するだけで納得いかないんだから。
2010年5月2日