第17回 第5回ヴィクトリアマイル
第15回NHKマイルCは衝撃のレースでしたね。先週が賞金だけ異常に高いOP特別だったものだから
余計に良く見えてしまいました。衝撃レースより天皇賞の方が、賞金が高いのだから世の中間違いだらけです。
ダノンシャンティは想像以上の強さでした。
3歳の春でこんな時計で走ってしまって良いのでしょうか。
パドックで前の馬を追い抜くんじゃないのかってくらいでしたし、気合満点でしたね。
直線に入ってきた時の位置取りが、かなりの後方でしたから少しハラハラしましたが
坂の手前からの走りは古馬にしか見えませんでしたよ(キングカメハメハの時より凄いと思う)。
リルダヴァルはやはりマイルが合っている様に見えました。骨折していないで順調だったならと思ってしまいます。
サンライズプリンスはあのハイペースで先行して終始、外から被されながらの競争でよく4着に粘ったと思います。
ダイワバーバリアンが2着に入ったのは少々意外でしたが戦績を見れば来てもおかしくはないんですよね。
ダービーの軸はもう決まりましたよ。最終トライアル3鞍を見て確信したことがあります。
それはダービーの時に書くとして、今週は2頭立てのレース、ヴィクトリアマイルです。
第5回ヴィクトリアマイル 出走予定馬
ブエナビスタ 牝4 横山典弘 松田博資 ドバイSC 3人気 2着
レッドディザイア 牝4 四位洋文 松永幹夫 ドバイWC 4人気11着
ブラボーデイジー 牝5 北村友一 音無秀孝 福島牝馬S 4人気 2着
ブロードストリート 牝4 藤田伸二 藤原英昭 阪神牝馬S 4人気 4着
アイアムカミノマゴ 牝4 秋山真一 長浜博之 阪神牝馬S 9人気 1着
ニシノブルームーン 牝6 北村宏司 鈴木伸尋 中山牝馬S 4人気 1着
ウェディングフジコ 牝6 吉田隼人 戸田博文 福島牝馬S 3人気 3着
アルコセニョーラ 牝6 武士沢友 畠山重則 福島牝馬S 12人気 4着
ベストロケーション 牝5 木幡初広 鹿戸雄一 阪神牝馬S 6人気 8着
ムードインディゴ 牝5 上村洋行 友道康夫 福島牝馬S 8人気14着
ヒカルアマランサス 牝4 内田博幸 池江泰郎 阪神牝馬S 3人気13着
プロヴィナージュ 牡3 佐藤哲三 小島茂之 阪神牝馬S 5人気 2着
ワンカラット 牝4 藤岡佑介 藤岡健一 阪神牝馬S 2人気 9着
コロンバスサークル 牝4 蛯名正義 小島 太 福島牝馬S 1人気12着
シセイカグヤ 牝4 丸田恭介 宗像義忠 トリトンS 2人気 1着
ラドラーダ 牝4 安藤勝己 藤沢和雄 阪神牝馬S 1人気 6着
ヤマニンエマイユ 牝7 吉田 豊 浅見秀一 ダービー卿 16人気13着
ミクロコスモス 牝4 福永祐一 角居勝彦 中山SP 5人気 1着
※2010年5月11日現在 フルゲート18頭
昔、学校の通信簿で10段階評価ってありましたよね。それに照らし合わせて見ると
10が2頭、4が2頭、3が4頭、後の残りは赤点の2or1となります。
誰も異論は無いくらい、レベルに差がありすぎるレースですよね。
ブエナビスタにしてもレッドディザイアにしても世界で通用する力があるわけです。
日本馬全体の中で5本の指に入る実力があるのは周知の事実であります。
ですから出走予定馬を上から見ていくと
ブエナビスタ、レッドディザイアまでは「どんなレースするのか楽しみだ」とワクワクしますが
3行目のブラボーデイジーで思いっきりズッコケてしまいます。
レベルが低い牝馬限定戦を主戦場としているメンバー達がどうやったって
勝てる見込みは残念ながらございません。妊娠しているウオッカでも勝てるメンバーです。
2強のマッチレースになってしまうでしょうね。
馬連ならいくら付くのでしょうか。まさか初の元返し?JRAプラス10があるから110円でしょうか。
ワイドは間違い無く、元返しでしょうね。
そもそも単勝はどんなことになるのでしょう。初めて見る2頭が1倍台で3番人気が
30倍なんてことがあるのでしょうか?
三連単、三連複はどれくらいの配当ですかね。
三連複は、なんと16分の1の確率です。
アルコセニョーラ、ヤマニンエマイユは絶対にないから14分の1ですよ。
1着2着のゴール前の争いは見応えはありますが、大差をつけられての3着4着争いは
見たって楽しくないです。馬券が当たるか外れるかだけの興味しかないですよね。
興味があるのは、ドバイでウオッカが急遽の引退でいなくなってしまい、
ひとりぼっちが寂しくて、体調が大きく崩れて負けたと報道された
レッドディザイアがどんな復活をしてくれるかだけです。
2強以外ではミクロコスモスが気になります。
実は昨年の大倉山特別(1000万下)で上がり33.8秒を叩き出しました。
札幌は洋芝、小回り、直線短いが特徴ですが、芝1800mで33秒台を記録したのは
過去10年間で3頭しかいません。
それはテイエムオーシャン、ファインモーション、チアフルスマイルです。
GⅠ馬が2頭、GⅢ馬が1頭です。しかも全て古馬になってからのクイーンSで記録しました。
それが3歳馬で33秒台を出したものだから、能力は相当だと思ってずっと追いかけたのですが
痛い目に合いました。
しかし前走やっと勝ってくれて、条件戦ではありますが実力の片鱗が垣間見れたような気がしました。
通信簿は2か3だと思いますが、テイエムオーシャン、ファインモーション級なら
勝負になりそうです(もしかしたら連対も)。が、チアフルスマイル級なら10着以下ですよね。
今回は三連複で6分の1くらいにすれば、かなり楽しめるのではないでしょうか。
それとも買わずにじっくり見るレースなのですかね。
記念にJRAプラス10を経験してみましょうか、なかなか買う機会がないからね。
2010年5月11日