地鎮祭

地鎮祭は、「とこしづめのまつり」と読みますが、普通には音読して「ぢちんさい」と言います。建物の新築あるいは各種土木工事の起工に際して、その敷地の守護神をおまつりして、建物普請・工事着工の由をご奉告申し上げ、今後の平安守護、並びに建築工事の安全を祈願する大切な祭典です。

地鎮祭は建主が中心となって執り行う祭儀で、必ず工事関係者も参列し、建主とともに工事が無事に進むことをお祈りいたします。

私たちが住んでいるこの土地にも神さまがいらっしゃいます。この土地に住まわせていただいていること、そしていつもお守りいただいていることに感謝する心を忘れずにいたいものですね。

地鎮祭お申込み

※ご不明点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

■神事を行う前の、良い日取りの相談や、 家相・方位相談など、ご希望の場合はお話をおうかがいしております。お気軽にお問い合わせください。

今年の方位吉凶図はこちらへ

※土用※

工事を始めるにあたり、昔から土用の期間中は避けるべきだとされています。夏の土用はよく知られていますが、この土用というのは夏ばかりではなく、立春・立秋・立冬のそれぞれ前十八日間、年に四回あります。この期間中は、土を動かしたり、土木工事に着手すること、璧を破ることは大凶とされています。

■神饌(しんせん)■

※建主は地鎮祭を執行する主役ですから、神様にお供えする神饌(お供物)を用意するのが慣わしです。

■用具■

・竹4本(太さ:2~3cm/長さ:250cmくらい)

・砂(バケツ3杯程度)

■地鎮祭舗設(しつらい)略図■

・斎砂として砂を東南の角に山にします。

・縄の張り方・

①→②→③→④→①の順番で、約180cmの高さに張ります。

・斎竹(いみだけ)は、葉が青々としたものを使い、上部のみ枝葉を残し、後は切り落とします。

・祭壇は、南か東を向くように舗設。

■式次第■

■よくあるご質問■

・地鎮祭の作法がよくわからないのですが…。

→起立・低頭のお声かけは勿論、お施主様が関わる「鍬入れの儀」「玉串奉奠」などのお作法は、その場で神職がサポートさせていただきますので、ご安心下さい。

また、必要であれば式次第やその内容を、前もってFAXやメールでお送りすることも可能でございます。

・地鎮祭の日取りを決める際の注意点はありますか?

→三隣亡の日を避けた上で、六曜でいえば、大安・友引の日が好ましく、先勝の日は午前、先負の日は午後が良いとされております。

また、九性(星)気学で世帯主様の本命性(星)を鑑みて、相性の良いお日柄を選ぶこともできますので、ご希望の場合はお話をおうかがいしております。

お気軽にお問い合わせください。

・服装はどのようなものが良いですか?

→特に決まっておりませんので、お任せいたしております。

普段着で大丈夫ですが、記念として写真も撮られる場合は、ラフ過ぎない程度の服装がお勧めですね。

・必要な物を全て神社側で準備することはできますか?

→お忙しい方には、竹4本・神饌・お砂、それぞれに当神社でご用意することも可能です。その場合はお初穂料に差異が出て参りますので、詳しくはお電話にてご確認ください。

ただ地鎮祭というものは、新築なさる建主様が主役ですから、御自身が神様にお供えする物をご用意するのが慣わしです。単なるイベントとしてではなく、神事として捉えていただきまして真摯に神さまと向き合い、工事の無事安全、家族の弥栄を心からお祈りしたいものですね。