初宮詣

初宮詣(お宮参り)とは、お子様が産まれてから初めて氏神(産土・鎮守)様や特に崇敬する神社にお参りする事をいいます。親子ともども出産という大事を、神様のご加護によって無事に終えたことを感謝申し上げ、子供の健康と成長、そして今後のご加護を祈願する人生儀礼の一つです。

祭典の途中で、赤ちゃんが泣き始めてしまうこともありますが、 赤ちゃんは泣くのが仕事ですので、気にする必要はありません。

赤ちゃんを氏神(産土・鎮守)様の産子として認めていただく意味がありますので、わざとつねって泣かせ、ご挨拶に来たことを印象づけたり、お参りの帰りに、会う人ごとに赤ちゃんを見てもらって、赤ちゃんがその土地の一員になったことを認めてもらうような風習も残っております。

また、当神社の主祭神でございます菅原道真公は、学問の神・子供の守り神としての御神徳が高く、その歴史を以って崇敬を集めております。

大神さまの御神徳を賜りまして、健康で、更に才高く成長されますよう御祈願申し上げます。

ご祈願お申込み

※なお当神社には女性神職がおりますのでご不明点はお気軽にお尋ねください。

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■よくあるご質問■

・初宮詣は生後何日目にするのですか?

→地方により多少違いがあるようですが、一般的には男児が生後32日目(または31日目)、女児が33日目に参詣します。しかしながら、何日目というのも1つの基準であって、どうしてもこの日にしなければならないというものでもありません。まず赤ちゃんとお母さんの健康を第一に考え、ご家族の都合の良い日を選び、皆様でこの佳き日をお祝いするのがいいでしょう。

・祝い着はどうすれば良いのですか?

→初宮詣には、子供に祝い着を着せ、夫の母(姑)が抱くのが習慣になっています。祝い着は、男児が黒地の紋付で、女児は友禅の晴れ着が伝統的ですが、最近ではベビードレスも多いようです。かつては、祝い着を妻の実家が調達していましたが、最近ではそういった古い慣習にこだわらない人も増えてきました。

・家族や親戚が一緒に行って全員参列できますか?

→はい。ご家族様全員ご一緒にご社殿にご昇殿いただきましてご祈祷を受けることが可能でございます。皆様どうぞご一緒にいらしていただきまして、この佳き日をお祝いください。

・授乳室やおむつ交換台はありますか?

→応接室がございます。おむつ交換台はございませんが、ご予約いただければご家族様のみ入ることができますのでお使いください。

女性神職が対応いたしますので、ご安心ください。

・ミルク用のお湯は準備していただけますか?

→仰っていただければご準備いたします。

女性神職が対応いたしますので、ご安心ください。

・プロのカメラマンに写真を撮ってもらえますか?

→申し訳ございませんが、当社では提携している写真業者さんはおりませんのでご了承ください。

ただ、ご祈祷終了後、神職がカメラのシャッターを押すことはできますので、ご遠慮なくお声かけください。

・お食い初めは生後何日目にするのですか?

→一生食べ物に不自由しないようにとの願いを込め、誕生した子供に初めて食べ物を与える(真似をする)儀式を「お食い初め」といいます。

地方により多少違いがあるようですが、生後100日目、または120日目に行います。この頃になると早い子には歯が生え始めることから、離乳食を与える際の古来の儀式であり、その成長を祝う意味もあるのです。

この日には、新しい茶碗や汁碗、そして皿などを用意し、そこに赤飯と尾頭付きの魚、そして歯が石のように丈夫で堅くなるようにとの願いから、小石が添えられることもあります。この小石は「福石」とも呼ばれ、お宮参りの際に氏神様の境内で拾ったりします。