家の敷地内のお祭り

■家の敷地内のお祭り■

◆井戸掘り祓・井戸埋め祓・水神祭(いどほりばらい/いどうめばらい/すいじんさい)井戸は、人間の生命維持に重要な、「水」を司る大切な場所。

ですから掘る際は、土地神様の許しを得て、工事が無事に進むよう、またご家族様が日々安心してその水を使用できるようご祈願することは、とても大切なことになって参ります。

また埋める際にも、これまでの水の恵みに感謝し、やむなく井戸を埋めることになった由を水神様「弥都波能売神(みつはのめのかみ)・御井神(みいのかみ)」にご奉告申し上げ、御神徳に感謝し、工事安全、また今後も災いがないようご祈願をするお祭りをいたします。

敷地内に古井戸の跡がある場合にも、工事を始めるにあたって井戸埋めのお祓いを行うことをおすすめいたします。

水回り(上下水道・トイレ・井戸・池などの掘埋)の工事などにおいても、同様のことがいえます。

◆伐木清祓(ばつぼくきよめばらい)

古来より日本では、樹木や草木には御霊(木霊)が宿ると感受されており、神の依り代としても古くから広く信仰されてきました。国土の大半を森林が占め、樹木と密接なつながりを保ちながら豊かな文化を育んできた我が国では、樹木は生命力を象徴するものとして大切にされてきたのです。ですので、お庭の庭木などを人間の都合により切らざるを得ない場合は、その木の前にお供え物をして、樹木を伐採することを神様にご奉告し、今まで見守っていただいたことへ感謝の気持ちをこめて御霊(木霊)を鎮め、そこに住むご家族様や作業をする方々の安全をご祈願いたします。

庭木であれば、大小を問わず、樹齢の長短に拘わらず、伐採して木のいのちを奪ってしまうことには変わりありませんので、人為的に伐採の場合はお祓いされることをおすすめいたしております。

また、庭木の定期的な枝打ち(お手入れ)は伐採にはあたりませんのでお祓いは必要ないかと思いますが、もし気になるようであれば、ご相談くださいませ。

自然に枯れた場合や天災による傾倒の場合も、事前事後かかわらず、その御霊(木霊)が安らかならんことをご祈念してお祓いをすることもございます。